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ロケット・ササキを読んで思う共創とイノベーションの大切さ

Amazonのビジネス本でしばらく上位に来ていて、経済雑誌の記事でも取り上げられていたロケット・ササキを読みました。

シャープの元副社長で工学博士の佐々木正氏の評伝になります。トランジスタからLSI、ポータブル電卓、半導体の開発競争を指揮しているだけではなく、江崎玲於奈、孫正義、西和彦、スティーブ・ジョブズといった人物に大きな影響を与えており、日本のエレクトロニクス産業に大きな功績のある人物と言えるでしょう。

戦後以降の話としては、シャープ転社前と電卓戦争の内容が多くなりますが、7章で1990年の和製「iPad」の内容には驚きましたね。佐々木氏がいる頃のシャープにはこういうイノベーションを起こせるだけの空気があり、人材もそろっていたということなんでしょうね。

シャープの失敗の本質は最後の方でちらっと書かれているだけなのですが、この本の最後にロボホンを見て佐々木氏が「東京五輪まで生きなきゃいけないな」といったところで終わるのが何とも言えないですね。ロボットでヒントとなりそうなAIBOであったり漫画のちょびっつは15年前なわけで、その時にこういう商品を出せていればまた違ったのではないかと思えてきます。

さて、この本を読み終わると「共創」と「イノベーション」の重要性について特に考えさせられました。

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共創は本当に大事だと思う。しかし、一つ問題点もあるなと思った


佐々木氏のモットーは社内の人材・技術のみにとらわれず、たとえ他社であっても協力を仰ぎ、共に新しいものを創る「共創」です。本の中にも「素直に頭を下げれば、たいていの人は教えてくれる。人間とは自分の知っていることを教えたい生き物であり、教え合い学び合いながら進歩してくものである。」という言葉があります。

これは異なる人種が混在していた植民地時代の台湾にいた高校時代マンゴーの品種改良の実験が原点にあり、その後渡米してアメリカで技術を学んだことも背景にあります。国内外の広い人脈を創ったのはこの「共創」のおかげともいえるでしょう。松下幸之助がシャープに教えを請うたとき、当時の早川社長が「教えてあげなさい、それで潰れるシャープではない」といって教えたので当時のシャープの企業風土もあったのでしょう。

ただし、韓国に液晶技術が流出したのはねぇ。個人的には社外といっても松下幸之助や孫正義、スティーブ・ジョブズのような人物ばかりではないわけですから、性善説すぎたのではないかと思いました。

自分の業務を考えても共創って本当に大事だし、企業的にも必要なことだと思います。ただ、数ヶ月前に話をしていてやたら同業会社を数回転社している人間に合ったことがありました。こういう人間がいるのを見ますと、個人的に人をよく見て「共創」するというのが重要なのではないかと思いました。

この本を読むとシャープ失敗の本質とAmazonが色んな事業に手を出す意味がわかる


佐々木氏も言及しているのですが、シャープという企業は日立やパナソニックよりは規模が小さい企業なのだから、イノベーションを続けていかないといけないというニュアンスの発言をしておりました。この話を聞いて思い起こされるのはAmazonとジェフ・ベゾスです。

関連記事:amazonという企業の成り立ちを知る

ジェフ・ベゾスの本を読んだ時、イノベーションを生み出すために社員に辛く当たっているのを見て、職場にいたら精神やむだろうし相当きつい会社だなと思いました。ただ、ロケット・ササキを読んだ後に思うことはAmazonも敵が多いですし、似たような企業が出てくる可能性があります。

そのためにイノベーションを生み出し続けていかなければならないという意識がジェフ・ベゾスには強いんじゃないかと思えるようになりましたね。

ある意味シャープのような液晶一点特化で失敗事例は他の日本企業でも起こりかねないですから、イノベーションのために驕らず動き続けなければならないということをあらためて思いました。



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