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仮想通貨が登場して貨幣はどうなっていくのか?貨幣の「新」世界史を読む

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仮想通貨に関する記事やニュースが雑誌でも取り上げられるようになってきました。個人的には投資関連本と並行してこの秋はビットコイン関連の本を読みたいなと考えております。

個人的には仮想通貨が登場することによって既存の通貨にどれほどの影響を与えるのか?ということを本を通して学ぶことで考えたいなと。

仮想通貨に考える上で必要なことは、仮想通貨は既存の紙幣や硬貨の概念を変えるものとなるわけですから、これまでの通貨や紙幣の歴史について知ることが重要なんじゃないかと考えまして、ちょうどぴったりなタイトルの本を見つけましたので読んでみました。

著者のカビール・セガール氏は元JPモルガンの新興国市場を担当していて、アリババのIPOも担当した人物です。また、ジャズ・ミュージシャンとしてプロデュースした作品でグラミー賞を2度受賞しているそうです。

多彩な人物でありながら、多方面に精通していて読んでいて感心させられました。読んでいて良かった点は以下の2点ですね。


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貨幣の歴史を見て改めて既存の貨幣の価値を考えれる


生物同士の共生関係やメソポタミア文明まで遡って、脳科学、行動経済学、歴史学、宗教学、古銭学という観点から書かれているため、色んなな視点から見た貨幣というものが見えてきます。

お金以外の交換例として、日本の「お歳暮」も上げられていました。お歳暮以外にも物の交換に関しては色々と考察がなされています。

とにかく多角的な視点から考察しているため話があちこちに展開してしまいますが、基本的には古代からリディア、ローマ帝国、モンゴル帝国、そして現代のビットコイン等の仮想通貨に関する考察まで時代順に行われていますので、貨幣に関する歴史を学ぶ上でもいい本だと思います。

歴史的に転換となった貨幣に関する政策もかかれておりまして、この本を読んでフビライ・ハンって自分が今まで考えていたよりも偉大な人物だったと思いました。

歴史本読んでると著者の考察が偏っている場合もありますけど、自分が今まで思っていた歴史上の人物に関しては、逆もありますがこんなに偉大だったのかと見直す契機があるのも醍醐味だと思います。

どの宗教も「足るを知る」という精神的論理が強調されている


宗教学から貨幣について考えている記述があるのですが、結局どの宗教も「足るを知る」という面が強調されています。結局「足るを知る」という概念から発展して、お金を多く持っている人(特にアメリカの大富豪 例:バフェット、ビル・ゲイツ)は多額の寄付を行いお金を共有することを行うのかなと思いましたね。

この本を読んでバビロンの大富豪を思いだしました。バビロンの大富豪では収入の1割を使わずに生活をすることを心がけて、1割分の使わなかった分を強制的に貯蓄し、やがて投資してお金を増やすということを説いていますが、「足るを知る」というのはこの概念に近いかと。

古代都市バビロンに関する本の記事:バビロンの大富豪を読んで

生きていくうえで人は浪費せずに「足るを知る」を意識し、倹約をすることが重要なんじゃないかとこの本を読んで考えました。
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関連するタグ:読書 貨幣の「新」世界史 カビール・セガール バビロンの大富豪

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日経ヴェリタスの2016年3月13日号
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