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行動経済学のパイオニアが語る行動経済学の歴史とは?行動経済学の逆襲を読んで

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最近は行動経済学関連の本を読むことが多くなってきました。昨年読んだ大江英樹氏の「投資賢者の心理学」や中室牧子氏の「学力の経済学」なんかが当ブログで取り上げた書籍の中で代表的なものとなります。

投資賢者の心理学を読んで
子育てに役立つデータで子供を伸ばす学力の経済学とは

そんな行動経済学ですが、じゃあいつ始まりどうやって発展してきたのか?

ウィキペディアでもまとめられていませんので、色々と書籍を調べたところ、行動経済学のパイオニアであるリチャード・セイラー氏が書いた行動経済学の逆襲がいいのではないかと思い購入して読んでみました。

内容的には行動経済学の歴史が年代ごとに書かれていますし、リチャード・セイラー氏が駆け出しの頃から、主流派の経済学者らに色々と叩かれながらも行動経済学が発展してきた様が書かれています。

しかも実名でこいつはおれの意見に強硬に反対したと実名で書かれいていますが、著者がウィットな感じで書いていて読みやすくなっています。

行動経済学の歴史が学べるという点でも良書ですが、この本の肝は6章の「効率的市場仮説に抗う」でした。


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効率的市場仮説に抗う

  • 市場に勝つことはできない
  • 株式市場は過剰反応を起こす
  • 勝ち組の方が負け組よりリスクが高い
  • 価格は正しくない
  • 一物一価のウソ
  • 市場は足し算と引き算ができない

「稼ぐ経済学」の著者のたけなかまさはる氏がブログで薦めていましたが。確かに共通する部分はあるなと。負け組株と勝ち組株を比較すると、負け組株の方が調子が良かったというのも興味深かったです。

「株式市場は過剰反応を起こす」に書かれていましたが、楽観する人は楽観しすぎるし、悲観する人は極端に悲観になる人間の心理のことを述べています。投資が心理に与える影響が大きいということでしょう。

結局、株価はイレギュラーなことが起こるわけでして、金融政策でも予測外のことが起こるということ。我々のような投資をする人間は、イレギュラーなことが起こった際に逃げ出さず、戦場で弾を撃ち続けることで資産を伸ばすということを強く意識しました。人間の合理的な行動と、不合理な行動の差が市場に現れた時がチャンスなのかなと思います。

防人的な常在戦場が必要ということでしょうね。

「価格は正しくない」から「市場は足し算と引き算ができない」では、価格が常に正しいならば、予防的な措置をとる必要はいっさいなくなるが、バブルは起こりるわけです。従って金融政策に反対する人はいますが、状況によって政策当局は何らかの方法でバブルの発生を未然に防ぐために流れに立ち向かう必要があることが書かれていてその通りだと考えます。

その他に、デフォルトに401k加入とすると貯蓄率が高まるという実験結果のように、金融政策から社会保障に関連する役立ちそうな事例が書かれてました。こういう統計を日本でも積極的に取り入れてほしいですね。

行動経済学は面白なと改めて思いましたし、こういった本を一通り読んでおくと仕事でも投資でも幅が広がるんじゃないかと読んでいて思いました。
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関連するタグ:読書 投資関連本 行動経済学の逆襲 リチャード・セイラー 遠藤真美

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日経ヴェリタスの2016年3月13日号
日経ヴェリタスの2016年3月27日号

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