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新興国株式の低ボラティリティ戦略は有効なのか?iSharesのETF(EEMV)で確認してみた

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ボラティリティ(価格変動リスク)が低く価格変動の振れ幅が小さくなるようポートフォリオを組み、下落リスクを抑えながら高い投資効果を目指す運用戦略として低ボラティリティ戦略があります。

個人的には値動きの激しい新興国株式なんかで面白いんじゃないかと考えています。

ちょうど1年前にですね、たわらノーロードシリーズに4本追加があったわけですが、その中で特に気になったのが「たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略」でした。

関連記事:またまたたわら、またたわら 「たわらノーロード」シリーズ4本が追加

1年経過して現状はどうかと確認してみたら、純資産総額3000万円。一応1年で倍以上にはなっていますが、信託報酬:0.90%、信託財産留保額:0.30%というのがネックなのか純資産が全く増えていない状況です。

では、新興国株式の低ボラティリティ戦略は本当に有効なのかどうか?

関連記事:たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略を海外ETFで検証してみた

ちょうどiSharesに低ボラティリティ(EEMV)と高配当(DVYE)の以下のETF(大手ネット証券では買えません)がありましたので、iSharesのiシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF(EEM)と比較してみました。

iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility ETF (EEMV)
iShares Emerging Markets Dividend Index Fund (DVYE)


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国別比率

iShares Edge MSCI Min Vol Emerging Markets ETF(EEMV)


EEMV-country-20170325.png
参照:ETF.com

まずは国別比率を見ていきましょう。新興国株式低ボラティリティ(EEMV)の国別比率トップは香港。続いて台湾、韓国、マレーシア、タイととづいていきます。インドは6番目の比率ですが、ブラジルやロシア、中国あたりの比率は低いですね。

ちなみにiシェアーズMSCI エマージング・マーケットETF(EEM)の国別比率は中国(26%)、韓国(15%)、台湾(12%)で以下インド、ブラジル、南アフリカ、ロシアですので、国別の比率で大きく異なることがわかります。

iShares Emerging Markets Dividend Index Fund (DVYE)

DVYE-country-20170325.png
参照:ETF.com

ちなみに新興国株式高配当(DVYE)も台湾や香港の比率が高く、中国の比率はかなり小さくなっていました。

セクター別比率

iShares Edge MSCI Min Vol Emerging Markets ETF(EEMV)

EEMV-sector-20170325.png
参照:ETF.com

次にセクター別の比率を見てみましょう。金融セクターがトップで情報技術や一般消費財セクターも比率が高くなっています。意外とエネルギーセクターの比率は小さくなっています。

iシェアーズMSCI エマージング・マーケットETF(EEM)のセクター別比率も金融、情報技術、一般消費財の順でした。EEMの方がエネルギーセクターの比率が高くなっています。

iShares Emerging Markets Dividend Index Fund (DVYE)

DVYE-sector-20170325.png
参照:ETF.com

新興国株式高配当(DVYE)も金融セクターがトップですが、電気通信サービス、資本財、素材の比率が高くなっています。それぞれ3つのETFでセクターや国別の比率が異なりますが、実際のパフォーマンスはどうなのか確認してみました。

新興国株式ETF(EEM、EEMV、DVYE)パフォーマンス比較


EEM-EEMV-DVYE-1y-20170325.png

まず過去1年のパフォーマンスを見てみましょう。新興国株式ETF(EEM:赤)、新興国株式低ボラティリティETF(EEMV:青)、新興国株式高配当ETF(DVYE:緑)です。

1年で見ると高配当(DVYE)>EEM>低ボラティリティ(EEMV)の順番になっています。新興国株式低ボラティリティETF(EEMV)は確かに値動きの幅が小さい特徴が表れています。

では、これを5年スパンで見てみるとどうなるのでしょうか?

EEM-EEMV-DVYE-5y-20170325.png

低ボラティリティ(EEMV)>EEM>高配当(DVYE)と順番が入れ替わりました。

低ボラティリティ戦略も時期によってパフォーマンスがいい時期と悪い時期がありますが、基本的に赤の新興国株式ETF(EEM)のパフォーマンスが好調だった過去1年だと低ボラティリティが負けていて、新興国株式ETF(EEM)がマイナスである過去5年では、低ボラティリティが唯一プラスとなっています。

新興国株式低ボラティリティにはこういう値動きを期待しているというパフォーマンスですので、個人的には新興国株式で低ボラティリティ的なETFがあれば少し買ってみたいと考えています。iSharesのブラックロックには日本の大手ネット証券でも変えるようにしてほしいものです。
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関連するタグ:海外ETF 低ボラティリティ EEM EEMV DVYE 新興国株式

テーマ:海外投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

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日経ヴェリタスの2016年3月13日号
日経ヴェリタスの2016年3月27日号

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