関東在住福岡人のまったり投資日記

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投資関連本

12人の著名なバリュー投資家から学ぶ、特に重要な8点の投資哲学とは?価値の探究者たちを読んで

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投資関連本に関しては結構な割合で読んでおりますが、複数人の投資家の取材やインタビューをまとめたものがありますね。

関連記事:相場を動かす投資家たちの運用哲学とは?カリスマ投資家の教えを読んで

最近だと「カリスマ投資家の教え」なんかよかったのですけど、似たような企画は経済雑誌でも見られて、たまに見ると対談とかインタビューで取り上げた中に、この人博打性が強いなとか、強気すぎて大丈夫という人もいます。

そんな中、価値の探究者たちを読みました。

著者はパンローリングの「バフェット合衆国」も書いていて、単なるインタビューだけではなく、生い立ちや投資スタイルが形成された過程を丁寧に書かれています。

何れもバリュー投資の使い手であるファンドマネージャー12人ですし、なかなか日本では取り上げられない投資家も多く、貴重な本と思いますね。

通常こういう本はアメリカ人中心なんですけど、フランス人、スペイン人、イギリス人、日本人、中国人と多岐にわたってますし、新興国市場を主な投資先とするグローバル投資家も取り上げられていますので、新興国に対するバリュー投資という観点でも参考になる面もありましたね。

バリュー投資家が12人いますので、中々全員とはいきませんが、特に印象に残ったのは、ウォルター・シュロスとアービング・カーンでした。

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ウォルター・シュロス


「ネット−ネット株」への投資を行ってきたシュロスの手法は、今のアメリカ株に通用しなくなっています。

実際に、同じベンジャミン・グレアムの直弟子であるウォーレン・バフェットとの比較で以下のように述べています。

「多くの投資家はウォーレンのようになりたいと思っているようだが、彼はアナリストとして優れているだけではないということを認識すべきだと思う。彼は、人に対してもビジネスに対しても優れた判断を下すことができるのだ。私は自分の能力の限界をわきまえている。だから、自分に心地よい方法で投資するのだ」

まさに足るを知るの境地ですね。(関連記事:ボルシア・ドルトムントCEOのインタビューに学ぶ、資産運用における足るを知るの重要性)

これ以外にも残している投資に関する言葉は非常に重要だと思いますね。

  • 「できるだけ損失を出さないようにして、生き残ることさえできれば、結果的にいくらかの財産ができているもの」
  • 「マーケットはあなたに奉仕するためにある。あなたを導くものであってはならない。」

防御力を重視した投資の大切さを説いていますし、上記の2点に関してはバリュー、グロースの個別株投資から、インデックス投資に至るまで特に意識しておくべきことかなと思いましたね。

アービング・カーン


アービング・カーンに関してはその行動が参考になると思いました。ちなみに109歳まで生きたそうです。

そんな彼がとってた行動で特に印象深いのが以下の3点ですね。

  • 貪欲な読書家であり、フィクションを除いて、あらゆるものを読んだ。
  • 「特にいまは実現していなくても、将来、可能となるような物事について書かれているものを読みなさい」
  • 「酒とたばこはいけない。栄養のあるものを食べなさい」

資産はあるが健康ではないではない人生はダメだということで、節制もしてたからこそ109歳まで生きれたといえるでしょうね。

また、投資の成功には、忍耐、規律、そして懐疑心が必要と言ってますが、加えて広範なテーマでの読書を上げています。

やはりメディアを通しての情報だけではなく、実際はどうなのかを専門的な本で自分から学ぶことで、身に着けていけるのではないかと考えます。

他の投資家に関しても学べることがたくさん書いてありました。


ジョン・テンプルトンから学んだマーク・モビアスの以下の発言はよかったですね。

「謙虚であれば、新しいアイデアに対してオープンでいられるし、投資に関する調査において、より客観的でいられる。先入観がなく広い心でいれば、世の中が変化することを受け入れ、変化に後れを取らぬよう新しいことを絶えず学んでいくことが出来る。」


当方の会社をみておりましても、年取って自分の考えに凝り固まっている人たちがいますので、いつまでも謙虚であることが大事ですね。

バリュー投資家ばかりですが、ウィリアム・ブラウン、ジャン・マリー・エベヤールの2名が分散について語っていたのも印象的でした。やはりポートフォリオの分散の重要性は、投資手法や投資する国が違っていても共通だなと。

ちなみに日本人で唯一載っていたのがスパークスの阿部氏。

阿部氏の書籍の記事:株しかないを読んで

1990年代後半からのデフレの時期にはロング・ショート運用を本格的に商品化することで厳しい環境に適応した点に関して、バリュー投資でも時と場合の柔軟性が必要と書かれていました。

こんな手法もやってたんだと意外に感じました。

後、現在の動向が気になったのが、独学のスペイン人バリュー投資家 ガルシア・パラメス。「どのような時代であっても、EQ(心の能力の指数)はIQ(知能指数)よりも重要」というのはバリュー投資からしいなと思ったのですが、ファンド辞めてるんですよね。その後何してるのか気になりました。

12人の投資家から学ぶ、投資における8点の重要なこと


バリュー投資というと私の積立投資や投資しているファンドをみるとちょっと違いますが、投資に対する姿勢や哲学、下落相場時の心構えを学ぶことができるいい本でした。

12人の投資家から学べる投資に関する重要なことは以下にまとめられるかなと考えます。

  • 防御力を重視
  • 忍耐
  • 規律
  • 懐疑心
  • 読書
  • 謙虚さ
  • 柔軟性
  • 分散






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3 Comments

靴磨きおじさん says...""
はじめまして。
投資の対象や興味の方向性がとても近いと感じており、いつもブログ読んで勉強させていただいてます。
よろしければ相互リンクしていただけませんか。


ガルボフラッシュさんの「カリスマ投資家の教え」レビューを読んで、レイ・ダリオの章が読みたいな~と思ってるのですが、出張ばかりでなかなか日本で落ち着いて本を買って読む時間もなく、はやく読みたいと思っています。
新興国に懐疑的なのにここ何年もずっと新興国に厚く張っているので、そのあたりもどう思っているのか知りたいな~と。
レイ・ダリオがこの秋に本を出したそうなのですが、できればどこか日本語に訳して読めたら最高ですよね。
2017.09.09 13:04 | URL | #- [edit]
garboflash says...""
はじめまして。

つたないブログですが、いつもお読みいただきありがとうございます。

>よろしければ相互リンクしていただけませんか。

はい。リンク先に追加しましたので、ご連絡ください。

>新興国に懐疑的なのにここ何年もずっと新興国に厚く張っているので、そのあたりもどう思っているのか知りたいな~と。

レイ・ダリオに関しては、トランプを見切ったようなので、その代わりに新興国に投資しているという側面もありそうな気がしますね。

>レイ・ダリオがこの秋に本を出したそうなのですが、できればどこか日本語に訳して読めたら最高ですよね。

そうですね。ただ、ジェレミー・シーゲル関連の書籍も色々出ているのに新刊が出てないのを見ると色々と制約があるのでしょうね。
バフェット関連はパンローリング社が結構本を出してくれるのですけど。
2017.09.09 21:36 | URL | #- [edit]
靴磨きおじさん says...""
リンクさせていただきました
これからも記事たのしみにしています

>そうですね。ただ、ジェレミー・シーゲル関連の書籍も色々出ているのに新刊が出てな>いのを見ると色々と制約があるのでしょうね。
>バフェット関連はパンローリング社が結構本を出してくれるのですけど。

これは・・・ひとえに、シーゲルやレイ・ダリオの関連本だと、本当にマニアしか買わないですから(我々のような)、十分な発行部数を満たせないから出版しないんじゃないかと思っています。
2017.09.09 22:35 | URL | #- [edit]

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