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エンダウメント投資戦略を読んで

投資関連のブロガーでの感想を読んで、エンダウメント投資ってなんぞやと思い以下の本を買いました。



本書では、米国のハーバード大やイェール大の財団が行うオルタナティブ投資を含めた資産運用の手法を単なる金融商品の紹介にとどめず、長期投資の枠組みとプロセスまで紹介するものとなっています。

イェールのエンダウメントの資産規模は2014年末で239億ドルにも上り、20年間での年平均リターンは13.9%。過去15年のイェールのエンダウメントの累積リターンはアメリカ株式指数のS&P500の5倍以上、ハーバードのエンダウメントの同期間の累積リターンS&P500の3倍以上というパフォーマンスです

著者の主張するエンダウメント投資はまとめると以下の通りです。

    ①長期で投資する
    ②分散投資を徹底する
    ③オルタナティブ投資を積極的に活用する
    ④外部の運用会社を使う
    ⑤よい運用会社を選び、できるだけ長く保有して、あまり頻繁な売買はしない



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最近、カルパースがヘッジファンドへの投資を縮小する的な話があったと思うのですが、確かにイェールの比率を見ますと株式や債券の比率は4分の1程度ですので、こういう手法が有効だったのは驚きでした。

ちなみにこの本では分散の重要性も書いてあるので、推奨ポートフォリオが書かれてありましたが、国内株10%、世界株30%、債券20%、国内外のREITが5%ずつで、残りの30%がリキッド・オルタナティブ投信でした。

リキッド・オルタナティブとは日次で解約可能な個人投資家向けのヘッジファンドのことで、リーマン・ショック後米国では急成長しているそうですが、日本では殆ど存在しないそうです。ポートフォリオの詳細に書かれている部分では株式:債券=7:3よりもリスクは低下し、シャープレシオは改善されるそうです。

トップ級のヘッジファンドマネージャーの運用する優れた絶対パフォーマンスが出るリキッド・オルタナティブ投信と書かれてあったのですが、それならばREITとかを削ってもいいのではないかと思えました。

個人的には新たなアセットクラスとして提供されるのであれば、それはいいことではないかと思います。ただし、コストがどうなのかなぁ?と不思議に思う点もありました。

この本の中でGCIアセット・マネジメントは新たなファンドを準備中と書いてあったのですが、GCIエンダウメントファンドというのが販売されているようですので、ちょっと検証してみたくなりました。


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テーマ:資産運用 - ジャンル:株式・投資・マネー

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日経ヴェリタスの2016年3月13日号
日経ヴェリタスの2016年3月27日号

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