海外ETF

連休中いくつか投資関連の本を読んだのですが、その中の一冊としてイェール大学財団最高責任者デビッド・スウェンセンの「イェール大学流投資戦略」を読みました。
デビッド・F.スウェンセン/大輪秋彦 パンローリング 2021年02月
投資の指南書というよりは基金運営におけるテーマを採り上げていて、厳格な枠組みと規律、エージェンシー問題の回避・管理、アクティブ運用の課題などが中心で、投資そのもの及び投資対象についてどう考えればいいか?というのを理詰めで考えた一冊になっています。
個人的にはオルタナティブとかアクティブ運用の部分とかもっと詳細が知りたかったのですが。
とはいえデータや内容は10年以上前のものですが、個人的に分散投資の部分はなるほどなと思う面がありました。
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長期投資を行う上で、投資をする心構えから投資資金の確保、参考になるポートフォリオまで網羅している「世界のエリート投資家は何を考えているのか」は投資初心者向け本としてもオススメしたい本です。
アンソニー・ロビンズ 三笠書房 2017-10-20
とくにレイ・ダリオの黄金ポートフォリオに関しては、株価が冴えなくなりつつある中で参考になるポートフォリオだと考えます。
レイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」について海外ETFを使って検証してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
先日、世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方の感想の記事を書きましたが、その中で特に気になっていたのが、レイ・ダリオが紹介していたオール・シーズンズ戦略の「黄金ポートフォリオ」についてです。...
ただし、黄金ポートフォリオはいかにもアメリカ人向けに書かれた感じで、アメリカの長期債へ投資するような形になってたんですよね。
その意味で本の中でもう1つ紹介されいたポートフォリオはより分散が効いたものになっています。
そのポートフォリオとはイェール大学の大学財団最高責任者ディビッド・スウェンセンが考えたものです。
株式に関しては激しい値動きをする発展途上国の株にいくらかは投資することを好み、新興国への投資も行う形になっていました。勧める各資産への資産配分は以下の通りです。
①米国内株 20%
②外国株(米国外先進国) 20%
③エマージング・マーケット 10%
④不動産投資信託(REIT) 20%
⑤長期米国債 15%
⑥米国物価連動国債(TIPS) 15%
REITや物価連動国債にも15%~20%投資しているのも特徴といえます。
イェール大学財団最高責任者デイビッド・スウェンセンのおすすめポートフォリオを検証 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
先日、世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方の感想の記事を書きましたが、上巻的存在でもっとも興味深かったのがレイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」でした。...
昨年検証したんですが、当時使っているツールが5銘柄以上のポートフォリオに対応していませんでした。
1年経ちましたし、黄金ポートフォリオとも比較するために再検証してみました。
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先日、世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方の感想の記事を書きましたが、上巻的存在でもっとも興味深かったのがレイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」でした。
関連記事 >> 貯蓄→投資から黄金ポートフォリオの作り方まで学べる、世界のエリート投資家は何を考えているのか
基本的にアメリカ人向けに作られているため、米国債券と米国株に金と商品取引を組み合わせたものになっていました。個人的には米国長期債重視の考えは自分のポートフォリオに反映させていきたいなと。
レイ・ダリオの黄金ポートフォリオの記事 >> レイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」について海外ETFを使って検証してみた
山崎式ポートフォリオの記事 >> 山崎式日本版オールシーズンズ・ポートフォリオを検証してみた
そして、巻末に山崎元氏が日本版的なポートフォリオを提唱していて、日本版に当てはめるとかなり守備的なんだなということがわかりました。
ただ、この本にはもう一つポートフォリオが載っています。エール大学財団のデイビッド・スウェンセンが個人投資家に薦める資産配分が載っているのですね。
レイ・ダリオのポートフォリオが米国偏重なのですが、デイビッド・スウェンセンのポートフォリオはオーソドックスで株式に関しては米国外や新興国にも分散した形になっていました。
株式を世界的に分散するとどうなるのかということで、今回はデイビッド・スウェンセンのポートフォリオを検証してみようと思います。
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