海外ETF

新興国がリーマンショック後いまひとつ冴えないわけですが、国有企業が足を引っ張っているという話の以下の2記事を見ました。
新興国株では民間企業に投資したい - 恥知らずの模倣者"Shameless Cloning"戦略のブログ
新興国株、とくに中国周辺経済圏や、東アジアハイテク国の株式は
米国にくらべて依然割安で放置されており魅力的と思います。
とくにコロナの対応を通して東アジア国の強さがひかり
株式パフォーマンスの流れも今年から大きく変わったというのは十分にありえるシナリオと思っています。
DGSは新興国国有企業へのエクスポージャーを減らす意味でも好き - 高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す
新興国株の低パフォーマンスの一因は国有企業が足を引っ張っているという話があります。 出典:WisdomTree 前回の記事ではBRICsのなかでは中国が一番株価とGDPの乖離が大きかったですが、これも国有企業の低迷のせいというのもあると思います。 ...
個人的に一理あるなと思いますし、ウィズダムツリーの新興国国有企業を除外して投資するETF(XSOE)で新興国ETFのVWOで比較すると、以下の通りで過去5年で圧倒、過去1年でも同様の傾向です。

ただし、中国の国有企業除外(CXSE)と大型株(FXI)が過去5年でこれだけパフォーマンス差があるのでその影響も・・という気もします。

中国以外の国がどうなのかと思う点と、国有企業の割合って各国どんなものかなと思ったんですね。

4連休中の宿題的な意味で、上記のVWOの組み入れ上位の国のETFで国有企業がどれくらい含まれるのか各国見てみました。
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新興国に関しては中国やロシアや東南アジアではなく、インドに注目しているという人は、私も含めて結構な人がいるかと思います。
もちろん人口規模や英語を話せるという利点もありますが、カースト制度が残っていたり、イスラムテロリスクがそれなりにあることはマイナスです。
とはいえ、インドシフトで現地に10年ぐらい滞在していた人の意見を見ますと将来性を感じますし、英語の話だと最近アメリカに旅行した直接人によれば、インド人の英語は綺麗なブリテッシュイングリッシュだそうで。
インドシフトを読んで見えてくるインドの底知れないポテンシャル - 関東在住福岡人のまったり投資日記
BRICsというフレーズはあまり使われることはなくなりましたが、この中で投資をするとすれば?と聞かれると個人的にはインドと答えます。...
イギリスの歴史の本を読んだのですけど、独立の経緯が、支配のためにイギリスが教育したインド現地の上流階級の間での民族主義の高揚で形成されたのが大きいんでしょうね。
その流れが続いてアメリカの大手企業でインド系が経営層に多数いるのかなと。
ニーアル・ファーガソン 中央公論新社 2018-06-07
さて、そんなインド単体に投資する方法としてはETFが有効かと思うのですが、広瀬隆雄氏はウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)をお勧めしていました。
インドに投資するならこのETFが良い
経費率0.84%なら他のETFないの?というレベルになりそうではありますが、主に日本の大手ネット証券で購入可能なインド株式ETFを並べると以下の通り。
NEXT FUNDSインド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信(1678) 経費率0.95%
iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディア・インデックス ETF 経費率0.64% ※
iシェアーズ MSCI インディア・インデックス ETF 経費率0.99% ※
ウィズダムツリー インド アーニングス ファンド(ティッカー:EPI) 経費率0.84%
マーケット ベクトル インド 小型株ETF(ティッカー:SCIF) 経費率0.72%
※iシェアーズのETFは香港籍とシンガポール籍
東南アジアの単一国に投資するETFよりも全般的にコストが高いんですよね。
その上に香港籍やらシンガポール籍であることを考えると、ウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)は選択肢になるかなと。
ウィズダムツリーの日本拠点が閉鎖となるそうですが、日本法人開設事態がここ数年ですので、その前からETFは購入できたのだからETFが買えなくなるということはないと思います。
ということで「ウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)」について個人的に気になりましたので調べてみました。
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中国に関してはいずれアメリカを超えるというものから、崩壊するというものまで極端なものがあります。
個人的には中間ぐらいの立ち位置のほうがいいと思いますし、外交とかでも重要国なのである程度は交流すべきですが、アメリカほど仲良くすべきではないというのがベターじゃないかと。
経済・投資面でもプラス面としては市場のでかさと資本主義国と違って政府主導で無茶もできるということがありますが、逆に政府に逆らうときの制裁や強烈な格差、急速な高齢化といったマイナス面にも目を向けたほうがいいでしょうね。
そんな中国市場ですが、国際的には大きな規模になってますので、昨日のモーニングスターのセミナーでも言及する人がいましたね。
セミナーの記事 >> モーニングスター主催 2018年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナーに行ってきました
ウィズダムツリーのセッションのときに、マネックス証券の売買のランキングを見ると、ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーファンド(ティッカー:CXSE)の売買が増えているとウィズダムツリーの渡辺氏が発言していました。
国有企業を除く中国企業へ投資するETFということで、金融セクターをおさえた感じになってそうな印象でした。
では、既存の中国株のETFとの違いを含めて調べてみました。
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