投資信託

オルタナティブ投資という株式や債券などの伝統的な資産とは異なる資産への投資があります。いわゆる伝統的な資産とは異なる対象に投資するため代替投資とも呼ばれます。
具体的な投資対象としては、未公開株式やヘッジファンド、プライベート・エクイティ・ファンド、不動産、コモディティ(現物、先物)、デリバティブなどがあげられます。
投資対象は、株式や債券などとの価格連動性(相関性)が低いとされ、海外投資家の間では、分散投資先として一つの選択肢となっているそうです。
先日紹介した「お金を増やしたいなら、これだけやりなさい」の著者の大井幸子氏もオルタナティブ投資の運用について以下の言及がありました。
ノン・ランダムウォーク理論でミドルリスク・ミドルリターンを狙う!お金を増やしたいなら、これだけやりなさいを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
投資関連の本を探して1ヶ月に1冊は読んでいるという実感はあるのですが、なかにはこれ酷いだろというものも半年に1冊くらいは引くことがあるんですね。...
著者はアセットマネジメント業界の経験もあり、実際にアセットマネジメント業界では、オルタナティブ商品を組み込むのが一般的だそうです。
しかし、オルタナティブ関連の投資商品は最低投資金額のハードルが高いため、ポートフォリオに組入れる資産同士の相関性をなるべく低く保つポートフォリオの構築を推奨しています。
本を読んでいてオルタナティブ投資をするファンドとして思い浮かんだのが2つのGCIエンダウメントファンドです。
リスク資産のウエイト大のGCIエンダウメントファンド(成長型) AC311159とリスク資産を抑えたGCIエンダウメントファンド(安定型) AC312159がありまして、オルタナティブ投資というと個人的に着目しているファンドです。
GCIエンダウメントファンド(成長型)とGCIエンダウメントファンド(安定型) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
エンダウメント投資戦略を読んで昨日紹介した山内英貴氏のエンダウメント投資戦略という本。その中で山内氏のGCIアセット・マネジメントは新しいファンドを準備中と書いてあったのですが、どうやらそのファンドが販売開始になっていたようです。...
この2つのファンドの現状がどうなっているのか気になったので確認してみました。
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日経平均が21年ぶりの最高値を記録していて、日本も株高の状況になっています。こういう状況になってきますと、そろそろ調整が・・となるのがマイナス思考強めの人間の悲しいところ。
いざ、下落が調整した時に少しでも下落幅を小さくできないのかなということで、いろんな投資について調べていきたいと考えています。
個人的に現状どうなっているのか気になったのが、エンダウメント投資です。
関連記事 >> 販売開始から1年経過した、GCIエンダウメントファンド(成長型)とGCIエンダウメントファンド(安定型)の現状を確認してみた
エンダウメント投資とはなんぞや?という話になると思うのですが、エンダウメント投資戦略の著者の定義は以下の通りでした。
①長期で投資する
②分散投資を徹底する
③オルタナティブ投資を積極的に活用する
④外部の運用会社を使う
⑤よい運用会社を選び、できるだけ長く保有して、あまり頻繁な売買はしない
ヘッジファンド等を使ったオルタナティブ投資を一定比率組み入れる投資手法で、イェールやハーバードの財団も同様の手法取っています。
アメリカではオルタナティブ投資をするファンドが存在するのですが、日本で関連するファンドというと、約2年前に以下の2つのファンドが販売開始となっています。
- GCIエンダウメントファンド(成長型) AC311159
- GCIエンダウメントファンド(安定型) AC312159
「成長型」の方は、投資資産のうちリスク資産のウエイトを増やしつつ、伝統的資産に加えてオルタナティブ資産・戦略で、「安定型」の方は、投資資産のうちリスク資産のウエイトを抑制しつつ、伝統的資産に加えてオルタナティブ資産・戦略で運用します。

ポートフォリオは上記のような感じなのですが、パフォーマンスって実際のところどうなのか?2つのファンドの現状を調べてみました。
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最近の日経ヴェリタスだったと思うのですが、債券も株式も上昇した状況において、従来の分散投資で問題ないのか?という記事がありました。
この記事を見て昨年の今ごとにエンダウメント投資戦略という本を読んだことを思いました。
本の記事:エンダウメント投資戦略を読んで
米国のハーバード大やイェール大の財団が行うオルタナティブ投資を含めた資産運用の手法を単なる金融商品の紹介にとどめず、長期投資の枠組みとプロセスまで紹介していました。
エンダウメント投資とはなんぞや?という話になると思うのですが、著者の定義は以下の通りでした。
①長期で投資する
②分散投資を徹底する
③オルタナティブ投資を積極的に活用する
④外部の運用会社を使う
⑤よい運用会社を選び、できるだけ長く保有して、あまり頻繁な売買はしない
ちなみに関連するファンドも1年前に販売開始となっています。
関連記事:GCIエンダウメントファンド(成長型)とGCIエンダウメントファンド(安定型)
- GCIエンダウメントファンド(成長型) AC311159
- GCIエンダウメントファンド(安定型) AC312159
「成長型」の方は、投資資産のうちリスク資産のウエイトを増やしつつ、伝統的資産に加えてオルタナティブ資産・戦略を活用して分散されたポートフォリオを構築し、信託財産の長期的・安定的な成長を目指してより積極的な運用を行います。
「安定型」の方は、投資資産のうちリスク資産のウエイトを抑制しつつ、伝統的資産に加えてオルタナティブ資産・戦略を活用して分散されたポートフォリオを構築し、信託財産の長期的・安定的な成長を目指してより安定的な運用を行います。
両者ともオルタナティヴ戦略の投資の比率は30%程度となっています。この効果がこの1年でどれほどなのか確認してみました。
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