シリコンバレーの金儲けで重要なのは「失敗の肯定」と「ゴールドラッシュ時のリーバイス型のビジネス」
アフターコロナを見据えての動きも本格化しつつある状況ですが、その中でハイテク株の上昇は先月まで目を見張るものがありました。
中心となっているのはシリコンバレー発の企業となるのですが、その歴史や文化といったものを整理しておきたいなと。
で、タイトルに惹かれて「シリコンバレーの金儲け」を読んだのですけど、 歴史学、人類学、金融、経済などがうまくまとめられていてよかったです。
著者の海部氏はシリコンバレーに数十年以上コンサルタントとしてやってる人から見た内容でかなり新鮮な感じもありましたね。
社会格差の状況から、ベンチャーキャピタル、2010年代の動き、日本企業との関係なども書かれているのも好感をもてました。
で、結局シリコンバレーの金儲けの本質はなんぞやとなると「失敗の肯定」と「ゴールドラッシュ時のリーバイス型のビジネス」になるのかなと。