投資関連本

コロナやアメリカ大統領選挙でアメリカの現在みたいな記事も見かけますが、今後問題が顕在化するのではないか?という懸念点はあり、やがて株価にも影響を与える可能性はあると考えています。
そんなアメリカは2020年代に「制度的」「社会経済的」にも問題が顕在化すると書いたのが「2020-2030 アメリカ大分断」です。
ジョージ・フリードマン/濱野 大道 早川書房 2020年10月01日頃
著者のジョージ・フリードマンは1996年に世界的インテリジェンス企業「ストラトフォー」を創設、会長を務めた人物で、ストラトフォーは「影のCIA」の異名をもつそうです。
フリードマン氏の予測として主なものは、「2020年頃に中国とロシアが崩壊分裂し、2040年頃に日米の対立が顕著となり、2050年頃に日本・トルコ同盟が米国との第3次世界大戦に突入し、2070年頃に米国とメキシコの頂上決戦が勃発する」というもので話半分のところはあります。
とはいえ専門家や専門知への経緯が損なわれていたり、大学の迎合主義に関しては非常に的を得ていますし、アメリカの国としての大局観を知る上ではいい本だと思います。
とくに印象に残ったのは2つのサイクルについてです。
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オススメ本
投資をする上でその国が数年後どうなるかという予測をすることは、国内に投資するにしろ海外に投資するにしろ一つのファクターになると思います。
例えば、中国の高齢化人口の比率は日本以上に増加率が高いや、ドイツはイスラム系の人口が増加傾向にあるということは、今後の世界経済にも与える影響は大きいと思います。
そんな感じの世界情勢を予測した本を今回はまとめたいと思います。
ジョージ・フリードマン 早川書房 2014-09-25
この本のタイトルは100年予測となっておりますが、当然100年先なんて予測できるものではありません。実際100年前なんて東ヨーロッパは今ある国がほとんど独立していませんからね。
そういうわけでこの本は100年予測というタイトルでありながら、近10年、アメリカがとるべき施策の提言と言う印象をうけました。と思ったらThe Next Decadeというタイトルですので、こっちの方が正確なんじゃないかと思います。
この本の感想ですが、基本的には以下の原則に沿っています。
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