「スウェーデン 福祉大国の深層」に書かれていた北欧の雄スウェーデンの現実
北欧に幻想を抱く政治家や識者はそれなりに見かけるのですが、一方で移民の問題もあるなど問題点があるのも事実。
では、実態としてはどうなのかということで「スウェーデン 福祉大国の深層」という本を読みました。
著者の近藤浩一氏は神奈川県警入職後、オーストラリア留学を経てIT 企業で数年間勤務後、世界屈指のスウェーデンの通信機器メーカー・エリクソン社へ転職した異色の経歴を持つ人で、2012年にデュッセルドルフからスウェーデンに移り5G開発に従事しているそうです。
そんな近藤氏からみたスウェーデンの様子は幻想を打ち砕くレベルで影の部分も多いと思いなと思うのが第一の感想です。
加えて興味深かったのは国内の市場で1つの財閥が支配しているような状況になっていることですね。