第1次世界大戦+スペイン風邪のNYダウの底値は現在の水準に近い-33%。100年前の状況を調べてみた
土曜に『バロンズ拾い読み』を制作している川田重信氏が現状の米国株式の下落幅はスペイン風邪で下がったときと同じ水準で底だったという記事はなかなか面白いなと思ってtweetしたらかなり反響がありました。
スペイン風邪では現在の水準が底だった【投資のヒント】 https://t.co/UQxWi3L2tj 100年前くらいだけど面白い分析だな。そしてその後の展開でバブルになったことは留意しておきたい。
— garboflash (@garboflash) March 21, 2020
米国株式:スペイン風邪では現在の水準が底だった【投資のヒント】 | 川田重信のありがとうアメリカ株式
米国株式:スペイン風邪では現在の水準が底だった【投資のヒント】
藁にもすがる思いでこういうトピックに注目が集まりやすいのでしょうけど、じゃあ実際のところはどういう経過をその後10年であったのかなと。
第1次世界大戦後に疲弊したイギリスからアメリカへと経済・軍事の覇権国家が移り、やがてアメリカは狂騒の20年代へと突入したというのが個人的な認識です。
もちろん当時は第一次世界大戦の末期だけでなく、結核の問題や、サプライチェーンが自国で完結していたり、先進国は植民地を持ってた、都市化が進んでいるなど現在とは条件が異なるとは思います。
とはいえ歴史は韻を踏むというのはあると思うので、当時の状況を整理してみました。