タイラー・コーエンの「大分断」に見る現状満足階級とアメリカの実情
アメリカの反人種差別デモはすっかり話題にならなくなってしまいましたが、日本でも50~60年前にデモやってた人間の一部が最終的にテロリストとなったのを見ると、過激な人間が暴走するのは必定だったと言えるでしょう。
同時にどうもデモが起きてる地域と大統領選挙の得票率の分布見ると一定の傾向が見られるので、なんだかなぁと思う部分もあります。
まぁ、日本のtwitterでもたまにトレンド入りしているキーワードがもろ扇動になってるのと同じことだと思いますが。
ただし、アメリカの実態はどんなものだろうというのは気になったので、タイラー・コーエンの「大分断」を読みました。
タイラー・コーエンは経済学者で、エコノミスト誌から「世界に最も影響を与える経済学者の1人」とも言われてる人物です。
そのタイラー・コーエンは変化を嫌う「現状満足階級」の台頭が分断を拡大させ、イノベーションを減退させると説きます。