スタートアップ・バブルを読むとアメリカのベンチャー企業より日本企業の方がマシに思える
月曜日の大雪って会社や部、グループ単位での組織がどういう体質なのかを如実にあらわす格好の指標だと思うんですよね。
そりゃ会社は早期帰宅OKになるわけですが、遠方から来た幹部社員がいつまで経っても帰らないという状況をつくりだすと見事にみな帰らない。
そのせいで定時すぎても残る羽目になり、流石に空気を打ち破って自主的に19時半には帰りましたが、ほかの社員はほぼ帰っているため、建物から駅に続く道までは脚跡のない雪が積もった状態の八甲田山の行軍状態。
数駅乗ってそこから家まで歩くの無理じゃね?と思っていたら運よくタクシーがつかまりましたが、家の前で盛大にスライディングかましてしまいました。なんともいえない気持ちになります。
荒天の状況下で「帰れ」的なことをいう人間がいれば展開も変わるのですけど、そういうこと言える人間がいたらとっくにもっと偉くなっているはずなので、なぜこれ以上偉くなれないのかは推して測るべきなのでしょう。
ある意味日本企業の縮図ともいえるのですけど、スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家を読むと日本企業の風土もまともなのかなと思えるようになってきました。
この本はニューズウィークの記者をしていたのに51歳でクビになった著者のダン・ライオンズ氏が、ハブスポットというベンチャー企業に下心もって入社した後の顛末を書いたものです。
ハブスポットは2014年にIPOされた企業なのですが、アメリカのベンチャー企業の中を見るとちょっとどん引きしましたね。