
連休中に「ベンチャー・キャピタリスト」を読みました。
後藤直義/フィル・ウィッカム ニューズピックス 2022年03月15日頃
数十人にわたるベンチャー・キャピタリストへのインタビューが載っていて、ジェイソン・カラカニスのエンジェル投資家と違って十人十色の投資対象などがあって興味深かったです。
エンジェル投資家を読むと、職業投資家はとても厳しい仕事だと思う - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ピーター・ティールの本を今年読みましたが、ティールが優先的に投資する際に特別な企業なのかを判定する上での判断方法なんかは興味深かったですね。また、ペイパルの創業者でもありますが、複数のベンチャーキャピタルを立ち上げたりしていて、ベンチャー起業への投資にも興味を持つきっかけになりました。...
その中でも一番最初にインタビューで出てきたのは「ペイパル・マフィア」のドン、ピーター・ティール。
そのピーター・ティールは「シリコンバレーの企業は本当の意味で革新的なものを生み出せていない」と言ってるのが印象に残りました。
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米国株

ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望を読んでいて気になったのは、ピーター・ティールが投資先の評価方法でPERを利益成長率で割った「PEGレシオ」を用いているという点でした。
ジョブズ、ザッカーバーグを超える反逆の起業家の実像とは?ピーター・ティールを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
投資をやってる人で世界的な企業になるベンチャー企業を見つけることができれば・・と考える人は結構いるんじゃないでしょうか?...
PEGレシオは企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標で、予想株価収益率(PER)を一株当たりの予想利益成長率で割って算出したものです。
一般的に、PEGレシオが1倍以下なら割安、2倍以上なら割高と言われています。
リーマンショック後、好調な相場が続いていますので、割高な銘柄が多いんじゃないかという印象ですが、実際のところはどうなのか?
米国企業のROIC(投下資本利益率)について調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
先日読んで感想を書いたブラックスワン回避法の中で以下の記載がありました。損をして得を取る投資法とは?ブラックスワン回避法を読んで•各10年の初めに、75%以上のROICを達成している企業は最後まで高いROICを保ち続ける。...
yahoo finance(5 yr expectedでトムソンロイターのデータ)で確認可能なので、昨年ROICを調べたときと同様に調べてみました。
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投資関連本

投資をやってる人で世界的な企業になるベンチャー企業を見つけることができれば・・と考える人は結構いるんじゃないでしょうか?
ただ、自分の専門分野ならば見つける確率も多少は上がるかもしれませんけど、そう簡単には見つかるものではないでしょうし、ベンチャー企業も操業当初は自転車操業のところも多く、うまくいくとは限りませんからね。
となると注目されるのは起業家ですね。
いま、ペイパルの創業者であり、フェイスブックの取締役やヘッジファンドの会長も兼務しているピーター・ティールの本が話題になっています。
トーマス・ラッポルト 飛鳥新社 2018-04-25
反逆の起業家のキャッチコピーで本の表紙がこれです。ジョジョ立ちをほうふつとさせますし、反逆つながり且つ本が黒の配色なのでルルーシュと同じポーズでもありますw

出典:Amazon
この本は2017年9月にティールの出身地ドイツで刊行された本の翻訳になります。
ピーター・ティールは起業以外にも2016年のアメリカ大統領選挙でトランプの支持を打ち出し、トランプ政権の要職に関係者を送り込んでいます。
シリコンバレーにも大きな影響力を持つピーター・ティールですが、その生い立ちと独自戦略、破壊的思考法を読みますと非常に興味深い人間であると同時に、動向を追いかける必要があるなと思いました。
個人的に感想をまとめると長くなりましたが、以下の7点ですね。
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