海外ETF

世界各国のサッカーリーグと同様に株式市場にも先進国⇔新興国、新興国⇔フロンティア間の昇格降格的な入れ替えが起こります。
奇しくもW杯期間中に、W杯出場国で2戦終わって敗退確定のサウジアラビアとクロアチアに大敗してグループ最下位のアルゼンチンの2カ国が来年の5月から採用されるそうです。
アルゼンチンとサウジを新興国指数に採用、19年5月から=MSCI
アルゼンチンは2009年に新興国からフロンティアに降格していたわけですが、新興国に昇格となります。2年前に新興国に昇格したパキスタンと同じパターンですね。
フロンティア市場に降格した後再度新興国市場に昇格しそうなパキスタンに投資するETF(PAK) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
パキスタンといいますと隣国インド同様人口が多く、現時点で6番目です。将来のことを考えますと、先々人口が増えていきそうな印象です。...
先月アルゼンチンは通貨の下落が目立って政策金利が40%になったりしていますので、この状況で新興国株式の指数に組入れをやるとなると波乱要因にもなりそうな気がしますが・・
さて、来年新興国に昇格するアルゼンチンとサウジアラビアですが、それぞれiSharesのETFがあったので現状を確認してみました。
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フロンティア・マーケット(エマージング・マーケットよりも発展途上の国・市場)の株式に分散投資するETFである「iシェアーズMSCIフロンティア100 ETF(FM:東証1583)」は、東証上場した頃は話題になることもありましたけど、最近は影が薄くなっている印象です。
一応1589のiシェアーズ米国高配当株ETFと出来高は私が見た日だとそんなに差はない状況ですが。
ちょうど昨年の今頃は原油価格の下落が話題になっておりましたが、先日ガソリンスタンドの横を通った時に価格を見たところ120円台前半。原油価格も回復してきましたので新興国同様株式が持ち直しているのではないかということで現状を確認してみようと思います。
新興国株式とフロンティア株式の状況を見てみると・・
1年半ぐらい前は原油安の影響で株価は新興国同様沈んでいましたが、現状どうなっているのでしょうか?
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パキスタンといいますと隣国インド同様人口が多く、現時点で6番目です。将来のことを考えますと、先々人口が増えていきそうな印象です。
一方で独立の経緯からインドと仲が悪く、更にアフガニスタン紛争の時もアルカイダとのつながりが指摘されたりと周囲に紛争が起きてもおかしくないリスクが高い地域でもあります。
政治上の内紛やテロリスト関連の問題も抱えているようですし。
そんなパキスタンですが、2008年に新興国市場指数からフォロンティア指数に所謂降格をした経験があります。そんなパキスタンですが、なんとMCSIは今回新興国への再昇格を検討しているようです。
コラム:日の目見るパキスタン株、新興国指数に復活へ
[香港 31日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 何かと悪いニュースの多いパキスタンだが、株式市場には一筋の光明が差している。株式指数提供会社MSCIは6月の年次見直しに伴い、同国を「フロンティア市場」から「新興国市場」に分類し直す可能性が高い。政治リスクを引き受ける覚悟のある投資家にとって、この国がさほど悪くない投資先であることをタイミング良く思い出させてくれそうだ。
パキスタンは2008年に新興国市場指数から除外された。同国の証券取引所が株価の下落に歯止めを掛けるため価格フロアを導入するとともに、取引が5カ月にわたり事実上中止されたからだ。カラチSE100種株価指数の時価総額は600億ドルで、新興国市場指数に復活するとしても組み入れ比率はわずか0.19%にとどまるだろう。
降格→昇格となりますとまるでJリーグにおける湘南ベルマーレ、アビスパ福岡、京都サンガあたりのエレベータークラブような印象を受けてしまいますが・・
そんなパキスタンですが直接投資するETFないか調べたら「Global X MSCI Pakistan ETF (PAK)」というのがありました。ちなみにこのETF、シンガポール上場のものが楽天証券でも買えるようですよ。
では、このETFが昇格する新興国株式や現状カテゴリに所属しているフロンティア株式と比較してどういうパフォーマンスなのか確認してみました。
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