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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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海外ETF

ファットテールやブラックスワン対策になるのは新興国株と米国小型バリュー株?

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市場が比較的落ち着いていますが、経済の指標知的には怪しい数値もちらほら見えるだけに、何かしらのクラッシュが起きる確率はそれなりにあるんじゃないかと考えています。

ある期間における月次など一定刻み間隔のリターンの大きさの頻度が、平均リターンを中心軸にして左右対称の正規分布になりますが、それに反して平均から極端に離れた事象の発生する確率が正規分布から予想される確率よりも高い現象を「ファット・テール」と呼びます。

基本的にファット・テールはブラックスワンと呼ばれる金融市場の大幅調整時に発生しやすいと言われています。

いますぐ起こるとは思えませんが、中国の景気なんかはちょっと危険な兆候も見えてるので、なにかしら対策のヒントになるものはないかと調べていました。

そんなときに見つけたのがラリー・スウェドローの「Minimize Fattails」ポートフォリオです。

長期投資家の必読書!?ファクター投資入門を読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

年末年始の帰省で本は大量に持って帰っているのですが、年始一発目の本の記事はこれにしようと思っていた本を荷物に入れ忘れてしまいました。...


ポートフォリオを提唱したラリー・スウェドローはBAMアライアンスの調査部長で、著書も多数あり最近の本だと「ファクター投資入門」があります。

ラリー・スウェドローはブラックスワンリスクを減らすと言うことで、「特に高リターンの株価指数を選択することで株式エクスポージャーを削減しながら、競争力のあるリターンを維持するための方法」としてポートフォリオを提案しています。

このポートフォリオを見ると、ファット・テールやブラックスワン対策として「新興国株式」と「米国小型バリュー株」を組み込んでいました。

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投資哲学・投資理論

株価の変動が激しいときに意識しておきたい反脆弱性という考え方

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昨年は適温相場だったとも言われておりますが、今年に入ってからニューヨークダウにしても日経平均にしても上下に激しく変動することが多くなりました。

あまりたいしたことじゃないのでは?という事象で株式市場の反応も大きくなっているなと。

昨年、恵まれた相場環境で過ごせたのもあり、今年は違うって感じがしている中、上下巻800pを超える反脆弱性を読み終わりまして、こういう株価の変動の激しいときこそこういう本を読むべきなんだろうなと思いました。

経済への政府の介入をなるべく小さくすることを主張するオーストリア学派の考え方で、以前書評を書いたブラックスワン回避法同様、哲学的な上に自分の考えと違う人物に毒をはきまくっています。

書評記事 >> 損をして得を取る投資法とは?ブラックスワン回避法を読んで

ただ、マーク・スピッツナーゲルよりもさらに哲学要素が強く、経済だけではなく病気も極力自然治癒の極端な方向に偏っているので、哲学者という感じのする人物だなと。

医原病なんかも、塗る薬間違えて症状が重くなったこともある人間なので、言ってることは一理あるんですけどね。

そんな哲学的な要素も多分にあるなかにも、現状の値動きの激しい相場で考えさせられました。

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