マイナス金利にも負けない究極の分散投資術に書かれていた海外ETFのポートフォリオで債券の分散効果を検証してみた
先日モーニングスター社長の朝倉智也の最新の本である「マイナス金利にも負けない究極の分散投資術」の感想を書きましたが、その中で以下の記載がありました。
引用元:マイナス金利にも負けない究極の分散投資術を読んで
このポートフォリオの中身がどうなっているかと言いますと、生産成長の株式の部分はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、インフレヘッジ資産(金)がiシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)、そして債券が以下の4つのETFで分散されていました。第4章で具体的なポートフォリオが上げられています。長期で資産を形成することを重視して「成長資産(株式) 70%、インカム資産(債券) 20%、インフレヘッジ資産(金) 10%」となっていました。この件については具体的なETFも書かれてましたので、後日検証してみようと思います。
- バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
- バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(BNDX)
- バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF(VWOB)
- SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券 ETF (JNK)
これを見てここまで分散する意味あるのか?と思ったんですよ。個人的にはジャンク債にするよりは長期債や適格社債にした方がいいのではないか?とも考えます。
では、実際にここまで債券ETFを分散した結果、分散効果が現れるのか?株式と債券の比率を6対4にして、ここで上がっている債券系の4つのETFに分散した場合と、BND単騎で40%にした場合のパフォーマンスの差を確認してみました。