世界のエリート投資家は何を見て動くのかを読むと、知識ではなく行動の重要性がわかる
投資を学ぶという意味でなかなか節約・倹約から、有意義なお金の使い方という点まで言及している本はあまり見かけないものです。
先週、世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方について感想をまとめました。
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基本的にはいかにしてお金を増やすかについて書かれた本だったわけですが、この本は実質的に上下巻の上巻といった存在で、下巻的存在の世界のエリート投資家は何を見て動くのか: 自分のお金を確実に守り、増やすためにを読み終わりました。
タイトル通り世界のエリート投資家ということで、カール・アイカーン、ポール・チューダー・ジョーンズ、生前のジョン・テンプルトン卿から、インデックスファンドの創始者ジョン・C・ボーグルにインタビューをしています。
単なる投資家へのインタビューではなく、成功した投資家に対して、投資運用のノウハウ、投資哲学、人生観などに迫る本という感じで、著者のトニー・ロビンズのインタビューをする能力の高さもうかがい知れますし、似たような面子が出てくるリスク・テイカーズとはちょっと毛色が違う印象でした。
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そして、この本は投資家へのインタビューの後に100p以上、トニー・ロビンズが読者の人生を改善するために、日々の行動やお金の使い方に関してコーチングをしているところです。
上巻の1章から読んで最後の7章でいきなり自己啓発的な側面が強くなりますからね。
しかし、7章に書いてあるお金を有意義に使い、いかに人生を豊かにするかという点を読んでいて個人的には最後に色んなモチベーションを上げる側面もあって良かったなと思います。投資手法を学ぶ場合も最期の章はおまけ的な感じで考えればよいかと思いますね。
個人的に感想をまとめると以下の2点ですね。