
株価が好調なのでリバランスをどうしようかと考えているのですが、株式以外だとREITを除けばどうも割高に見えていて、色々と投資や経済関連の本を読みながら考えを練っています。
その中で「NEO ECONOMY(ネオエコノミー)」に書かれていた部分は非常に気になりました。
日本経済新聞社 日経BP 日本経済新聞出版本部 2020年05月25日頃
内容としては3章の「姿なき富を探る」に書かれてあった売上高7割を5社で取る勝者総取りの状況が金利を下押ししているという点ですね。
結局勝者総取り側にいるデジタル企業は、知識や人材をかき集めて、未上場企業などへの出資は多い反面、向上など巨額の設備投資とは縁遠く手元に資金が積み上がる訳です。
で、その資金でどうなるかというと巡り巡って金利を下押ししているのではないかと。
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株価も債券も割高の状況になりつつあります。
その話題は土曜の米国株セミナーでも話題になったのですけど、講演者の江守氏は「まだ債券も買われているが、これは珍しい。この状態は市場にお金があるということで悪くはない」と言っていました。
モーニングスター主催の米国株式セミナー~米国株の魅力と2020年相場展望~に行ってきました - 関東在住福岡人のまったり投資日記
昨日、モーニングスター主催でマネックス証券協賛の米国株式セミナー 米国株の魅力と2020年相場展望に行ってきました。米国株式セミナー〜米国株の魅力と2020年相場展望〜だいたい六本木で開催が多い印象ですけど、半蔵門の会場は以前も来たことがあるようなという印象でした。...
要するに市場にお金があふれていて、債券・株式ともにお金を流れる分のマネーがあるということですが、逆に言うとお金が足らなくなったときに不景気になるということでしょう。
じゃあ足らなくなった時にどうなるかというと、片方にしか流れなくという感じになるのかなと。
その意味でインフレが進んだ1970年台アメリカ、欧州、日本というのはもっと調べておきたい対象だと考えます。
その一環として1970年代著名投資家はどうしたのかということで、いまアメリカで上場しているT・ロウ・プライスの創業者の本を読んでいるのですけど、いろんな資産を対象にしつつも債券、株式や金に分散して投資していました。
コーネリウス・C.ボンド/長岡半太郎 パンローリング 2019年10月
となると今後分散して投資をするならばなにがいいかと考えてみました。
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海外株式

債券はピークの水準からやや下がった状況にありますが、株式が上昇し続けてるのに平行して割高感があります。
自分のポートフォリオ的には10年上昇が続いているのだから、ある程度ディフェンシブを考えた構成になってますけど、もしものことを考えて第3の投資対象というのは考えておきたいと考えてます。
そのためになにかないかを書籍で調べていたのですが、過去800年以上にわたって利益を上げ続けてきたというほんまかいなという本を見つけました。
「トレンドフォロー戦略の理論と実践」という本で、いわゆる順張り投資をいろんな資産に対して行うという手法です。
アレックス・グレイザーマン/キャスリン・カミンスキー パンローリング 2019年10月
これを実践するにはコンピュータの計算とかが必要だろと思うくらい、物理式も出てくる難易度の高い本でまだ読み終えてませんが、データ面では非常に気になるものがありました。
債券と株式の400年を超える年率のデータですね。
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