海外ETF

ウォール街のモメンタムウォーカーを読んで以来モメンタムというファクターに注目しています。
2015年はS&P500を上回るパフォーマンスだったのですが、2016年のパフォーマンスを年始に調べたところ他のスマートベータと比較してもパフォーマンスはよくなかったです。
関連記事:2016年米国株のスマートベータETF(バリュー、グロース、小型、低ボラティリティ、モメンタム、配当)のパフォーマンスを調べてみた
比較は米国株で行ったものですので、じゃあ米国外株のカテゴリだとどうなるのか気になりました。
関連記事:iSharesでモメンタム関連のETFが米国株以外でないか探してみた
米国外先進国でモメンタムファクターの「iShares MSCI International Developed Momentum Factor ETF(IMTM)」というETFがありますので、今日はこのETFについて調べたことをまとめたいと思います。
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2017年は欧州の主要国で選挙が控えており欧州はテロも含めて大きく荒れることが予測されます。難民問題とテロは2015年後半頃から表面化してきています。
では、欧州関連の株式のパフォーマンスや資金の流入はどうかというと、米国を除いた先進国というカテゴリですと、2015年、2016年と米国ETFの資金の流入のランキングでは上位10本の中に2本入っていますし、昨年の欧州各国の株式のパフォーマンスを見ると、ドイツもイギリスもフランスも年間ではプラスだったんですよね。
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2017年動向が気になる国の2016年の株式のパフォーマンスを調べてみた
今年は大きな調整があるかもしれませんが、日本やEU圏外のスイス、オーストラリアあたりが含まれていて分散されていますし、バンガードのETFで米国株(VTI)+米国外先進国(VEA)+新興国(VWO)を使ってバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)よりも低コストで投資できることを考えますと(参考記事:バンガードの社員がお勧めしていたETFのコスト0.07%程度の分散投資とは?)、バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(VEA)は面白そうだと個人的に思いました。
過去の記事:バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(VEA)
2年前ぐらいに調べていますが、iシェアーズのETFだとiシェアーズ MSCI EAFE ETF(EFA)という経費率0.33%と高めのETFしか国内では買えませんが、iSharesのコアシリーズ(経費率がバンガード並みに低い)の中にiShares Core MSCI EAFE ETF(IEFA)があります。今回の記事ではIEFAと比較しながら現状を確認したいと思います。
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