投資関連本

この時期になりますと、オリコンのランキングや本屋、あるいはAmazonの年間ランキングが発表されるわけですが、下半期はどうだったのか?という視点が抜けていることが多い気がします。ということで本日は個人的に良かったと思う下半期に読んだ中からベスト5について紹介しようと思います。
下半期+年間で2つ記事が書けるなと思ったりしましたが、上半期と下半期で紹介しているのに年間で書いてもなと。ましてや今年は書評100記事突破記念の記事の中でお勧め本20冊紹介しているので下半期の記事だけでいいやという結論になりました。
上半期の記事:2016年上半期に読んだ本の中のお勧めの5冊を紹介
年間を通してだと下半期はパンローリング社のサイトやAmazonの投資関連の本みてもこれはという本が少なかったので、未来の技術とか制度とかの本を読むことが多かったですね。余り投資の本ばかり読んでいても偏ってしまいますので、来年も他のジャンルの本を読むことも心がけていきたいです。
それでは2016年下半期のお勧め本5冊を紹介します。
株式投資で普通でない利益を得る
書評記事:バフェットも推奨!株式投資で普通でない利益を得るを読んで
フィリップ・A・フィッシャー パンローリング株式会社 2016-07-16
最初から70pぐらいフィリップ・A・フィッシャーの人柄と業績の紹介が続くわけですが、この本の真骨頂はその後。
ページ数が少ないものの「株について調べるべき15のポイント」や「投資家が避けるべきポイント」については、何故ウォーレン・バフェットが推奨するのが良くわかる内容ですし、投資をする人間であれば読んでおいて損はありません。
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投資関連本
先月の参議院選挙終了後、都知事選の話題で持ちきりでしたが、その間に安倍首相がバーナンキ前FRB議長と会談を行い、金融政策について議論を行ったことがニュースになっていました。
FRBや日銀が金融政策を発表する際は、当然世界の資本主義国家の中で経済規模の大きい国ですのでニュースでも取り上げられます。では、実際にFRB議長や日銀総裁はどんな経歴の人で、どのようにして政策を決定していくのか?ということは取り上げられることは少ない気がします。
そんな政策決定やリーマンショック時の対応を回顧録としてバーナンキ氏がまとめたものが昨年末に出版されております。4月のモーニングスターのセミナーでも進める方がいらっしゃいましたので、上下巻をボーナスで購入してじっくりと読みました。
本を知るきっかけとなったセミナーの記事:
2016年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナーに行ってきました
ベン・バーナンキ KADOKAWA/角川書店 2015-12-26
上下巻ですので流石にボリュームが大きかったです。イギリスのEU離脱が決まった頃に上巻を読み終えていましたが、そこから大量に図書館の本の予約が回ってきたため下巻を読み終えるのに1カ月かかってしまいました。
イギリスのEU離脱で揺れる時期にアメリカにおけるETF流出入のランキングを見てみた
内容としては大雑把に上巻は生い立ちからリーマン破綻、下巻はリーマン破綻からFRB退任までです。FRB独自の経済分析から政策決定の過程が詳細に描かれていて、またFRB議長としての立場と一般的な考えの葛藤も描かれています。
伝記や回顧録としても読みごたえがありますし、投資をする上でも金融政策やマクロ経済を理解できて且つこういう指標に着目すると投資に役立つかも・・と思う内容もありました。
個人的に以下の2点が特に印象に残りました。
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