
ジリアン・テット氏のAnthro Vision(アンソロ・ビジョン)を読みました。
ジリアン・テット/土方 奈美 日経BP 日本経済新聞出版本部 2022年01月27日頃
ジリアン・テット氏はフィナンシャル・タイムズの米国版編集委員会委員長で、東京支局長や米国版編集長を勤めた経歴の持ち主で、大学時代の専攻は社会人類学だった人物。
金融の専門知識がないまま英フィナンシャルタイムズの記者となった経歴で、第4章では金融界の誰も気づかなかった巨大リスクをなぜ早く見抜けたか?ということが書かれています。
経済予測、金融モデル、マーケティング、ビッグデータなど現在社会の知的ツールが問題解決に失敗することが散見されます。
その対応策として「当たり前すぎて見えてなかったこと」に対して「人類学的思考法」のアプローチをとっている例が非常に印象に残りました。
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投資関連本

一部で話題になってたARK社のイノベーションETF(ARKK)ですが、2月中頃に157ドルくらいまでいった後、現在は117ドルと2割以上下がっています。
一時期よりも取り上げてる人がいなくなった印象ですけど、個人的に5年10年スパンで待つのも重要なETFだと思います。
テスラの比率が高すぎるのはちょっと引っかかりますが何かあったとき他で補えるのか?
とはいえイノベーション関連が指数関数的に伸びる方向に一部賭けるのは悪くない手と考えていて、それを補完するために「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」を読みました。
ピーター・ディアマンディス/土方奈美 ニューズピックス 2020年12月24日頃
著者のピーター・ディアマンディスはXプライズ財団CEOでシンギュラリティ大学の創立者でもあります。
NEWS PICKSから出てるのでハイテク、イノベーション、シンギュラリティ最高、ウェーイウェーイ的な印象も持つ一冊ですね。
個人的に読み終わって感じたことは以下の2点ですね。
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