投資関連本

エネルギー関連の本をこのタイミングで2冊読みました。
一冊は宇佐美典也氏の「電力危機 私たちはいつまで高い電気代を払い続けるのか?」で、これは日本の電力の歴史から現状、先々の展望が書かれた一冊になります。
ただ、エネルギー関連にしてはガスにしろ石油にしろ地政学的な視野は必要かと思いまして、岩瀬昇氏の「武器としてのエネルギー地政学」を読みました。
著者の岩瀬氏は三井物産に入社後、三井石油開発に出向し、世界各地で海外勤務を行いながら、エネルギー関連業務に携わってきたエネルギー分野のエキスパートで著書多数の人物です。
エネルギー政策について欧州/米国/中東/日本での違いがよくまとめられており、世界のエネルギー事情を俯瞰的に見るのにいい一冊だと思います。
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投資関連本
年明けから円高が進みましたのでガソリン価格が左程変動していないように思われます。WTI原油先物価格に連動するETFであるUSOの現状を見てみますと・・

直近5年でこの急降下。一応年明けの頃からは価格が上昇していますが、ここにきてまた下がってきています。
レギュラーガソリンを入れるときにリッターあたりの価格というのは親の車がガソリンスタンドに入った時などで、中学生ぐらいから何故か意識しておりまして、100円切ってた時期もありましたし、鹿児島→宮崎の旅行で、日南でガソリン入れようとしたら180円台だったという経験もあります。
缶ジュースの値段見る限り物価の上昇もあるのでしょうけど、それにしてもガソリン価格は何故ここまで変動するのでしょうか?
石油の埋蔵量に関する本の記事:石油の「埋蔵量」は誰が決めるのかを読んで
石油の「埋蔵量」は誰がきめるのかの作者である岩瀬昇氏が昨今の原油暴落について書いた本が出ておりましたのでamazonでぽちって読んでみました。
著者の岩瀬氏は三井物産に入社後、三井石油開発に出向し、世界各地で海外勤務を行いながら、エネルギー関連業務に携わってきたエネルギー分野のエキスパートですので、経験を元に歴史と原油価格の変動の仕組みを丁寧に解説しています。
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オススメ本
昨今は原油価格の下落がニュースとして報じられるようになりましたし、石油関連についての本を読んでみようかと思うようになりました。
そして、図書館で検索してみると、エネルギー情報学入門と副題のついていい本を見つけることができました。
著者の岩瀬昇氏は三井物産に入社後、三井石油開発に出向し、世界各地で海外勤務を行いながら、エネルギー関連業務に携わってきたエネルギー分野のエキスパートといえる人です。
本の内容は大雑把に言うと副題のエネルギー情報学入門としての、教科書的な印象が強いかなと思いました。
更にいえば著者は石油関連が一番知識豊富とは思いますが、それ以外のエネルギーに関してもイデオロギーに囚われず、公正に分析をしております。
エネルギーに興味のある方には読んでほしい内容でした。
石油に関しても資源量と埋蔵量の違いから、石油の支配権がセブンシスターズ→OPECへと移る歴史も記載されています。そして、石油関連が先物市場取引されるようになりコモディティとなったが、戦時は戦略物資であると言及されています。
今後の世界の石油大企業の業績は、原油価格の影響を受けて、業績や売り上げに影響を受けるでしょうが、「石油」という商品は重要なエネルギーの一角として残っていくと思いました。
他のエネルギーに関する記載やシェールガスに関しても現在の状況に至るまでを詳細に記載しています。
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