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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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相場を動かす投資家たちの運用哲学とは?カリスマ投資家の教えを読んで

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相場が好調な期間が長く続いています。特に米国株に関しては好調な期間が長いため、警戒している意見も記事等で色々見ますね。

ただ、我々のような普通のサラリーマンの予測が当たることもあるでしょうけど、暴落を当てると言うのはなかなか難しいでしょうね。

しかし、世の中の一部の投資家たちはリーマンショック時に危機を事前に察知して、09年を底に下その後の長期の強気相場を言い当てることができてるんですね。

そんな投資家6人+AIについて書かれた、カリスマ投資家の教え (日経ビジネス人文庫)を読みました。

2年前に読んだリスク・テイカーズの改定文庫本版なんですが、カリスマ投資家が8人が6人に減った上に、投資家も入れ替わっていました。

関連記事:リスク・テイカーズ 相場を動かす8人のカリスマ投資を読んで

マネックス証券のセミナーの広告に載っていたiBillionaireのように日本語でもアメリカの著名投資家のポートフォリオも時間遅れとはいえ見れるようになってますので、本で考え方を知って投資家のポートフォリオを見ると違った見方もできるかもしれません。

関連記事:バフェットやソロスのポートフォリオを解析するウェブサイトiBillionaireを使ってみた

さて、本では各投資家の項でいいと感じた教えや考えについてまとめると以下の通りです。

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投資関連本

リスク・テイカーズ 相場を動かす8人のカリスマ投資を読んで

ヘッジファンドやアクティビスト(物言う株主)と称される投資ファンドの運用者で、伝説的な投資家の相場観や人間性について言及したのものです。

バフェット以外は名前は知りませんでしたが、ヘッジファンドがソニーのエンタメ部門を売ろうと圧力かけた時に、ジョニー・デップが反対声明を出していたことは覚えてましたが、圧力かけた側がこんな人だったのかと思いました。

長期投資でご存知バフェットも登場しております。その8人と投資手法を簡略化したものが、以下の通りです。

・ダニエル・ローブ
サード・ポイントの創業者。投資先の経営改革を求めて派手に活動する、敵対的なアクティビスト。

投資には、たくさんのことを知っているより、その時々で最も重要なことは何かを察知できる能力が必要、と語る。アベノミクスを契機に、ソニー、ソフトバンク、IHIに投資した。

・デイビッド・テッパー
アパルーサ・マネジメントの創業者。倒産した、もしくは破綻寸前の企業の格安な株式や債券を買い、経営が持ち直したあとの高値で売るディストレスト戦略を好む。

数学や会計の能力も優れているが、今、最も大切なことは何か、という一点に集中し、本質を見抜くことができる。徹底した楽観主義者だが、好機をじっと待つことを厭わず、規律も重んじる。

・デイビッド・アインホーン
グリーンライト・キャピタルの創業者。綿密な企業分析からの空売りが有名。サブプライムローン危機では、リーマン・ブラザーズの空売りを公言し利益をあげた。

しかしバフェットを尊敬しており、株式市場は長期では上昇しやすいと考えているので、厳選した銘柄を買ってもいる。日本のりそなホールディングスにも投資している。しかし日本そのものについては、将来的な金利上昇を不可避と見て、日本売りのポジションを取っている。

・ビル・アックマン
パーシング・スクエア・キャピタルを率いるアクティビスト。経営者に強い圧力をかける、敵対的な手法を取る。大変な自信家で、株主が企業のオーナーであるべきとの信念を持つ。

ハーバライフの投資をめぐって、有力なアクティビストのダニエル・ローブやカール・アイカーンと衝突した。

・ジム・チェイノス
空売り専門のキニコス・アソシエイツを創設。エンロンの不正会計にいち早く気付き、空売りで大きな利益をあげる。

空売りにこだわるのは、空売り投資家が企業の不正を最初に感知し、市場に警告を与える役割を果たすと考えるからだ。現在は中国の不動産バブルに対し、売りポジションをとっている。

・レイ・ダリオ
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者。グローバルマクロ戦略をとる。成功の秘訣として、経済は機械のように動く、と語る。知性を結集して歴史に学べば、規則的に動く経済を予測できると信じている。

世界中の大手機関投資家を顧客としており、顧客向けレターはFRBも必読の資料だという。

・カイル・バス
ヘイマン・キャピタル・マネジメントを創業。日本売りの急先鋒として有名。サブプライムローン危機を察知しての売り、さらにはそれに続く欧州債務危機での売りで成功する。

税収に占める国債の利払い負担が10%超で、公的債務の合計が歳入の5倍以上の国家は財政破綻のリスクがあると語り、次の標的を日本に定めている。

・ウォーレン・バフェット
世界一のバリュー投資家である、バークシャー・ハザウェイのCEO。財務を徹底的に分析し、企業の本質的価値を見抜くことで、長期にわたり成功を続けている。

これらの投資家は危機的状況を乗り切った人達ですから、バフェットのように保有銘柄を公開している人がいたら、その人の真似をするとある程度収益を上げれるんじゃないか?とこの本を読んで思いました。

もっとも空売りを使ってる人も多いので真似をするのは難しい面もあるのでしょうけど。

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