米国株

ピーター・リンチの直弟子であるジョエル・ティリングハスト氏はS&P500を大きく上回るパフォーマンスを示しているフィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンド(日本株にも投資してます)のファンドマネージャーを設定来勤めています。
その投資手法はバリュー株中心で、投資対象は米国中心に新興国よりは米国外先進国(日本やイギリス)の比率が多いことが特徴としてあげられます。
ジョエル・ティリングハスト/長尾慎太郎 パンローリング 2019年01月
過去30年S&P500を圧倒しているファンドマネージャーは小さな範囲で考える。ティリングハストの株式投資の原則 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
インデックス投資寄りの投資方針を取ってますが、個人的にいろいろと調べて分析することが好きなので、完全に機械的に投資するという形ではなく、自分の判断で投資対象の比率の変更とかはやりたいという考えです。...
「ティリングハストの株式投資の原則」は、いろんな相場環境でも正しい疑問をもって、運用を客観的かつ生産的に考える方法をまとめていて、投資家が陥りがちな誤りを回避する術を伝えている良書だと思います。
そんなティリングハスト氏のことを知って、実際に運用しているファンドについても興味を持つようになりました。
昨年調べたときから1年経って投資をしている銘柄、とくに日本株に変化がないのか調べてみました。
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国内株式

マーケット・ベクトル・モーニングスター・ワイド・モートETF(ティッカー:MOAT)は侵入できない「堀」で守られた経済上の城である「経済的な堀(economic moat)」を持つ企業に投資をしていますが、それは米国企業限定。
同じように米国外でも経済的な堀をもつ企業はあるんじゃないかと思います。
調べてみたら、同じようにVanEck Vectors Morningstar International Moat ETF (ティッカー:MOTI)というMOATの米国外に投資するETFがありました。
MOAT同様モーニングスターが持続可能な競争上の優位性と魅力的な評価を持っていると見なしている米国以外の50の企業の等加重インデックスを追跡しています。
米国外というと日本が組入れトップかと思いたくなりますが、日本とイギリスを抑えて中国が2割組入れられています。

設定来のパフォーマンスが米国外の指数よりも劣っているようです。

個人的にはモーニングスターが評価した経済的な堀をもつ日本企業はなんなのか気になるところ。
50銘柄中10銘柄程度日本株が含まれてましたのでピックアップしてみました。
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海外ETF

ゴールデンウィークに帰省していますと、中国から近い福岡ですから中国人観光客をよく見ました。
傾向的にツアー客よりも家族単位で来ている人が増えていると、身内や地元の知り合いの意見を聞きましたね。
中国に関しては連休中読んだ本の中でも気になる記載があったんですね。
9プリンシプルズという米国マサチューセッツ工科大学内に設置された研究所であるMITメディアラボの所長である伊藤穰一氏の本に、深圳の工場の様子が書かれてました。
伊藤 穰一,ジェフ・ ハウ 早川書房 2017-07-06
携帯電話の工場では既存電話のクローン版を作ることから出発したのが、分解・修理などを行ううちに、既存の製品よりもハイスペックで別の機種となり、しかも低コストで売ってるというのです。
イノベーション小店舗とも表現されていましたが、中国は崩壊するという意見だけではなく、発展するという可能性も無視しない方がよいなと読んでいて感じましたね。
同時に、じゃあ中国株を米国株や日本株と比較するとなにか傾向が見えるかなと。
調べてみるとMSCIの指数で円建てのものもあるようでしたので、日本株と円建ての中国株、米国株について比較をしてみました。
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