狩猟→農耕→科学革命の流れで社畜は生まれた。サピエンス全史を読んで
本を購入するとなりますとたとえランキング的なもので上位にいたとしても、やはり自分の興味の範囲に近いものではないと手を出しませんし、引っ越してから図書館の質が上がったため借りて済ませるというのも選択肢の一つになります。
ですので、購入の決断は図書館の予約の人数とかも鑑みることになります。
そんな中、評判が高くて私の興味対象である歴史が絡んでいるサピエンス全史は、上下巻あるとはいえ購入して読み終えました。内容も含めてボリューミーでしたね。
上下巻にわたる解説は主に「実際には存在しないが広く信じられる空想、想像上の産物」である空想的虚構をベースとした3つの革命(認知革命、農業革命、科学革命)により、現在の発展へと至った過程を分析しています。
空想的虚構は3つの革命それぞれに対して、以下の対応です。
認知革命:言語体系、自然崇拝
農業革命:民族神話、宗教、書記体系
科学革命:資本主義経済、民主主義政治
上下巻の構成の内農業革命が上巻の最後と下巻の最初にまたがっています。
この3つの革命のうちとくに農業革命と科学革命は資本主義や現在の情勢の根幹となるものだけに、読んでいて引き込まれましたね。