海外ETF

有馬記念が1週間後ということで、競馬に関するニュースも増えてきています。私の予想手法としてぴんと来た馬(強い、前走不利受けて走ってない)は除いて、だいたいデータに基づいて予想します。この血統が来る、このレース経由で来た馬が来る、前日の傾向を見る等をやってます。
同様に株式や債券等の投資資産に関しても色々と数字を見てこういうのあるんじゃないか?というのを調べる作業は時間を費やしても嫌に感じないものです。競馬にしろ株式にしろデータを使うと情報過多になり手を広げ過ぎて失敗する場合もありますけどね。
しかし、過去起きたことが再現することもないのですが、類似のことはどこかで起こります。この上昇相場だからこそ、逆に反転して大きな調整があった時にどうなるかを調べるのに適した時期ではないかと思うのです。
先週最近の株高にやや過熱感を感じると言うことで、以下の記事を書いたのですが、その中で2005年から2007年にかけてS&P500のグラフを載せました。
最近の株高にやや過熱感を感じる
S&P500との比較のために米国生活必需品セクターETF(XLP)と米国ヘルスケアセクターETF(XLV)を載せましたが、期間が3年でもっと細かく見た方がいいかなと思ったんですね。

ちょうど肝心かなめの2008年も抜けてますので、2005年から2008年の1年おきの値動きを見てみました。
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米国株

11月からの円安株高が12月になっても続いています。アメリカのニューヨークダウは2万ドル突破しそうな雰囲気となりつつあります。無論トランプ大統領誕生で円高株安の可能性の方が高いと考えていたのもあるのでしょうけど、ここまで上がるか?という気がしているんですよね。
トランプの政策に期待して過熱気味なのもあるのでしょうが、まだ何もしていませんし政策が本当に実施されるのかよくわからない面が多すぎると思います。
これがジリジリと上がるのであるならばまだわかるのですが、ちょっと急激すぎる感がありなんか嫌な予感がするんですよね。競馬をやっていて実績以上に過剰人気している馬を買うかどうかを判断する時と似た感じです。パドックから本馬場入場で妙に落ち着きがなかったり(スタミナ消耗している可能性がある)、スタート直後のゲートの中で暴れる馬(スタート失敗するリスクが高い)を見ている感じがするんです。
無論円安も急過ぎると思いますが、これは年始からの急激な円高の反動もあると思いますし、ECB量的緩和が4月以降600億ユーロに縮小へというニュースも出ているのでその影響もあるでしょう。
今年に入って冴えない相場でしたので、10月には以下のような記事を書きました。
上昇相場を知ってしまえばちょっとやそっとじゃ満たせなくなるよ
要は来年ぐらいまで我慢しなきゃいけない時期が来たんじゃないかと考えて書いたのですが、11月からまさかの展開。だけど冷静になって考えてみると・・
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米国株

まさかの大逆転劇でトランプ大統領誕生という結末になったアメリカ大統領選の影響で、日経平均は900円を超えるマイナスとなりました。他の国の株価も軒並み下落している状況です。
前日夜にBSフジのプライムニュース(地上波とは違いいろんな意見の人を呼んでいていい番組だと思います)を見ていて、コメンテーター3人ともに「隠れトランプ支持者がいる」とか、アメリカのサイトよりもヒラリーが僅差で勝利の予測表を出したりしていたので、何か気配がおかしいと思いました。
その後、予測サイトで大票田のフロリダがトランプからクリントンに変わったのを見たのでクリントン有利のように見えましたが、一夜あけるとBrexitの再現となりました。
アメリカ大統領選挙の結果は昼見て、昨日の夜クリントン優勢だった州が3つはトランプに変わっていたので、トランプが勝つなと。定時退社しなきゃならず仕事でバタバタしてましたが、イギリスのEU離脱同様歴史が変わった場面になるやもしれないと思いましたね。
円高で一気に101円とかなってるの見て、今月は先月比マイナスだなと考えていましたが、以下のForbesの記事やバンガードからの手紙を読んだら不思議と気持ちが落ち着きました。こういう政治的混乱と株価の下落が同時に来た時に再度確認したいことだったので、抜粋してみました。
トランプ勝利でもパニックになるな 株式専門家らのアドバイス
トランプか、ヒラリーか、米国大統領選挙の行方を世界は固唾を飲んで見守っている――。今後のアメリカの外交政策や移民にからむ問題、妊娠中絶に関する女性の権利など、選挙結果は様々な問題を左右する。なかでも人々の最大の関心事の一つが株式市場の行方だ。
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