オススメ本

台湾関連で中国に関して先週騒がしい状況でしたが、日本のマスコミでペロシの台湾到着を生中継した局はなかったようです。
ロシアのウクライナ侵攻もありますし、ちょっと周りが見えてないかなと言う気がしますが。
とくに台湾海峡ってエネルギー面でも日本にとって相当重要なわけで、無責任に脱原発煽ったの含めて全体像見てないのはどうなのかという印象です。
その思いを強くした理由として、「AI監獄ウイグル」を読んだというのもあります。
ジェフリー・ケイン/濱野 大道 新潮社 2022年01月14日頃
著者のジェフリー・ケインは調査報道ジャーナリストで、この本はウイグル人の難民、技術労働者、政府関係者、研究者、学者、活動家、亡命準備中の元中国人スパイなどにインタビュー取材を行ったものです。
読み終わるとAIや洗脳の怖さを覚えると同時になぜ欧米が中国に対して距離をとるようになったかもよくわかります。
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投資関連本

コロナやアメリカ大統領選挙でアメリカの現在みたいな記事も見かけますが、今後問題が顕在化するのではないか?という懸念点はあり、やがて株価にも影響を与える可能性はあると考えています。
そんなアメリカは2020年代に「制度的」「社会経済的」にも問題が顕在化すると書いたのが「2020-2030 アメリカ大分断」です。
ジョージ・フリードマン/濱野 大道 早川書房 2020年10月01日頃
著者のジョージ・フリードマンは1996年に世界的インテリジェンス企業「ストラトフォー」を創設、会長を務めた人物で、ストラトフォーは「影のCIA」の異名をもつそうです。
フリードマン氏の予測として主なものは、「2020年頃に中国とロシアが崩壊分裂し、2040年頃に日米の対立が顕著となり、2050年頃に日本・トルコ同盟が米国との第3次世界大戦に突入し、2070年頃に米国とメキシコの頂上決戦が勃発する」というもので話半分のところはあります。
とはいえ専門家や専門知への経緯が損なわれていたり、大学の迎合主義に関しては非常に的を得ていますし、アメリカの国としての大局観を知る上ではいい本だと思います。
とくに印象に残ったのは2つのサイクルについてです。
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