仮にGAFAを独禁法で分割しても、日本競馬のノーザンファームのようになるだけの気がする
日本ダービーの週になりまして、半年に1回のスポーツ新聞の1面に競馬が1週間載り続ける季節がやってきました。
今年は固い決着の可能性が高そうとは思いますが、それでも一ひねりはする価値はあるかなと考えています。
そんな競馬界ですが、G1というもっとも格付けの高いレースをノーザンファームという1つの生産者が7連勝中。
さらにいうとこれが現時点での競馬のポータルサイト的存在のnetkeibaの日本ダービーの予想オッズが以下の通り。
現時点で推定の人気上位7頭ですが、生産者は3番目のダノンキングリー除いてすべてノーザンファーム。
厳密にいうと3番目のダノンキングリーもノーザンファームと関連性がある馬ではありますが、それを置いといたとしても寡占化が進んでるんですね。
このノーザンファームはもともと社台ファーム千歳という一つの牧場を創業者が亡くなった時に3つ(数年後もう1つ牧場を創設していて厳密には4つ)に分割したのですが、分割したら分家の1つからさらに強力な牧場ができてしまったというオチです。
ノーザンファームの隆盛を見ておりますと、日高の中小牧場は経営が非常に大変だろうと心配になってきますね。
同時にこの事例って一部で提唱されているGAFAを独禁法で分割したとしても同じようなことになるんじゃないかと思えるんですよね。