海外ETF

ニューヨークダウは21000ドルを一時超えましたが、その後も21000ドルになっておかしくないような値で推移しています。
しかし、1年前はどうだったかというと17000ドル台でしたし、イギリスのEU離脱投票の時には大きく下がっていました。こうして過去1年を振り返ってみると4000ドルもニューヨークダウは上がってるんだなと。
では、米国株のセクターで過去1年のパフォーマンスを調べてみると以下の通りでした。

右端の金融セクターが図抜けてパフォーマンスがいいんですね。金融セクターがこれだけ好調なのですから、金融関連の比率が高いETFもパフォーマンスがいい可能性があるのでは?と思いました。また、金融関れの比率が高いiシェアーズ米国優先株ETF(PFF)もパフォーマンスがどうなっているのか気になりました。
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金融関連の比率が大きいiシェアーズ米国優先株ETF(PFF)と米国金融セクターETF(VFH)を比べてみた
株価不調時にどうなるかとか金融セクターとの関連性を調べてみましたが、じゃあ株価好調時はどうなっているのか?現状を確認してみました。
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海外ETF

先週のモーニングスターのセミナーでブラックロック(iShares)の説明を聞いておりまして、推奨のETFの中に私が所有していてNISA投資枠の核になっているiシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)が入ってました。
先週のセミナーの記事:20分遅刻したけどモーニングスターETFカンファレンス2016に行ってきた
配られた資料の中でiSharesのETFを使った分散投資のポートフォリオ例が載っていました。iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)は2011年設定のはずなのですが、どういうわけかHDVと米国優先株PFFと米国総合債券AGGと組み合わせたポートフォリオの値動きが2007年から載っていました。指数のデータがあるってことなんですかね?
これから紹介するポートフォリオとは比率が異なっていましたが、2007年末からのパフォーマンスで最大マイナス10%、2007年末を100として7割増のパフォーマンス。S&P500とも変わらず中々のパフォーマンスでした。
ということで今回は資料で例として上がっていたETFのポートフォリオのパフォーマンスとボラティリティを見てみようと思います。モーニングスターの朝倉氏も言ってましたが、セミナーの資料は11月のトランプ相場のデータが反映されていませんでしたし。
まず、債券とS&P500を半分ずつで構成した場合のパフォーマンスを見てみます。
米国総合債券(AGG)50%、S&P500(IVV)50% 過去10年

ポートフォリオに入っているETFはiシェアーズ・コア米国総合債券市場 ETF(AGG)とiシェアーズ コアS&P500(IVV)です。
過去10年のパフォーマンスをS&P500(水色)と比較します。S&P500はリターン96.6%、ボラティリティ20.8%に対して、ポートフォリオ(緑)はリターン73.2%、ボラティリティ8.9%。個人的にはこういう感じの運用を長期で目指しております。
iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)を含めたポートフォリオと比較するために過去5年のパフォーマンスも調べてみました。
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海外ETF
利益もしくは利息の配当または残余財産の分配およびそれらの両方を、他の種類の株式よりも優先的に受け取ることができる地位が与えられた株式である優先株。
よく海外ETFを取り上げた記事なんかでは結構な頻度で、米国優先株ETF(PFF)が上げられています。
関連記事:米国優先株ETF(PFF)を調べてみた
以前も調べたことがありますが、業種別で見ると、銀行、各種金融、不動産、保険でほぼ4分の3占めていたりとセクターに偏りがあるのも特徴といえます。
では、この株式が不調な時期の実際の値動きはどうなのか?
社債や長期債と比較してみようということで、PFFと以下のETFで比較を行いました。
- iShares米ドル建て投資適格社債(LQD)
- iSharesiシェアーズ 米国国債 20年超 ETF (TLT)
- vanguard米国トータル債券市場ETF(BND)
- vanguard米国長期債券ETF(BLV)
- vanguardトータル・ストック・マーケットETF(VTI)
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