その努力がパフォーマンスを下げる?「行動科学と投資」を読んで
アダプティブ・マーケットを先日紹介しましたが、適応的市場仮説は心理学や神経科学の考えを取り入れてますので、投資に関しても神経的・心理学的な考えを取り込んだ本を読みたいなと思ってました。
ちょうどパンローリングで「行動科学と投資」というぴったりな本が出てましたので、購入して読んでみました。
著者のダニエル・クロスビーは心理学と行動ファイナンスの専門家で、主要経済誌にも寄稿している博士です。
本を読んでいてセントルイス・カージナルスの熱狂的ファンというのがわからなくもない考え方が出てくる印象を持ちますが、富という言葉を総体的にとらえて、富と知識を積上げる意味で重要なことが書かれてる本だと思います。
個人的に印象に残ったのは以下の3点ですね。