投資関連本

ダニー・ドーリングの「Slowdown 減速する素晴らしき世界」を読みました。
ダニー・ドーリング/遠藤 真美 東洋経済新報社 2022年07月15日頃
タイトルに惹かれて読んだというのがありますが、実際のところどれだけ減速してるのか?
著者のダニー・ドーリングはオックスフォードハルフォード・マッキンダー地理学教授で、他にも著者がある人物です。
全般的に増加が止まっていたり、増加のスピードが落ちていたりと、人口の減少、出産数の減少など進歩発展の限界点を超えているので今後は減っていく時代に生きているという点を指摘しています。
やや強引な議論の部分もありますが、個人的に人口が思ったより増えないとなった場合にどうなるかを考える上で有意義な一冊だと思うんですね。
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投資関連本

最近は行動経済学関連の本を読むことが多くなってきました。昨年読んだ大江英樹氏の「投資賢者の心理学」や中室牧子氏の「学力の経済学」なんかが当ブログで取り上げた書籍の中で代表的なものとなります。
投資賢者の心理学を読んで
子育てに役立つデータで子供を伸ばす学力の経済学とは
そんな行動経済学ですが、じゃあいつ始まりどうやって発展してきたのか?
ウィキペディアでもまとめられていませんので、色々と書籍を調べたところ、行動経済学のパイオニアであるリチャード・セイラー氏が書いた行動経済学の逆襲がいいのではないかと思い購入して読んでみました。
リチャード・セイラー 早川書房 2016-07-22
内容的には行動経済学の歴史が年代ごとに書かれていますし、リチャード・セイラー氏が駆け出しの頃から、主流派の経済学者らに色々と叩かれながらも行動経済学が発展してきた様が書かれています。
しかも実名でこいつはおれの意見に強硬に反対したと実名で書かれいていますが、著者がウィットな感じで書いていて読みやすくなっています。
行動経済学の歴史が学べるという点でも良書ですが、この本の肝は6章の「効率的市場仮説に抗う」でした。
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