投資関連本

GAFAを規制しろとか独禁法適用とかは割と欧米では過激なところまでいきつく言論もありますけど、昨年読んだ「邪悪に堕ちたGAFA ビッグテックは素晴らしい理念と私たちを裏切った」は個人的によかったです。
GAFAの暗黒面とは?邪悪に堕ちたGAFA ビッグテックは素晴らしい理念と私たちを裏切った - 関東在住福岡人のまったり投資日記
アメリカ大統領選挙の投票も終わりましたが、GAFAなどの巨大ハイテク企業に関して規制の話は4年前よりもさらに強まっている感があります。...
独禁法を含む具体的な対策案も書かれていたわけですが、他にも意見ないかということで関連書籍にアンテナ張ってたところ、「監視資本主義」という物騒なタイトルの本が面白そうということで読んでみました。
ショシャナ・ズボフ/野中 香方子 東洋経済新報社 2021年06月25日頃
Google、フェイスブック、マイクロソフトなどのIT企業に関して、人間の行動や経験を抽出、予測、販売という隠された商業活動のためにタダで資源として利用することを核心とする新しい経済秩序に関して、「人間性の改変」をも狙いとする根本的な思想的な挑戦が潜んでいるとまで書いてます。
邪悪に堕ちたGAFA同様Googleとフェイスブックをやり玉に挙げてるのですが、それに加えてマイクロソフトに関しても同様だという厳しい指摘をしています。
ただ邪悪に堕ちたGAFAよりも哲学的な思想に踏み込んでいて、とくに個人情報収集による広告や人間の行動、表情、感情の揺らめきまでもが、ある種のモデルの下でデータとして処理される点でプライバシーや個人(家の中まで)が侵害されると説いています。
これに関しては一理ある一方で、読み終わってもう1つの可能性を感じたのですよね。
個人情報の収集等のデータ利用で国が罰金取るよりもむしろ取ったユーザ側に企業が金払うというのも今後ありうるのではないかと。
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米国株

個人的にはアレクサかグーグルホームがもう少し進化したら買おうと考えていますし、直近で伸びる可能性のある分野だと思いますので、アンテナを張って情報を集めています。
行き着くといま円柱っぽいモノが人形→人型へと進化していくのではないかと思いますし、それとキャラを組み合わせるとかそういう方向になっていくかと考えます。
そんなボイスコンピューティング関連のいわゆるしゃべるAIはどのようにして進化してきたのかを知りたいなと思って読んだのが「アレクサ vs シリ」です。
ジェイムズ・ブラホス/野中 香方子 日経BP 2019年06月26日
著者のジェイムズ・ブラホス氏は技術ジャーナリストで、ニューヨーク・タイムズやナショナル・ジオグラフィックなどで、テクノロジーの未来に関する記事を執筆しています。
ボイスコンピューティング関連の歴史から最新の動向がわかりやすく整理されていますし、読みやすくて技術関連の本としてオススメの本です。
そんな中、気になったのは最新の動向。もちろんアメリカで出版されたときからタイムラグが若干あるとは言え、情報を整理してみました。
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日記

一時期ほど話題になる機会は減ってると思いますが、音声AIに関してはこれから発展する技術だと考えます。
その現状を把握するために「アレクサ vs シリ」を読みました。
ジェイムズ・ブラホス/野中 香方子 日経BP 2019年06月26日
その中で、個人的に1章ものすごく印象に残ったのが11章に書かれていた内容です。
著者のジェイムズ・ブラホス氏は音声AIの記事や識者のインタビューを経験していたため、父親がステージ4の癌と宣告されて、亡くなるまでに声を記録していきチャットボット(ダッドボット)を作成していく実録が書かれていました。
個人的にこれを読んでいて思うところがありましたね。
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