究極の顧客戦略を取るAmazonに日本企業はどう対応すべきか?アマゾンエフェクトを読んで
Amazonについて書かれた本が増えている状況ですが、Amazonの強みや今後の展望、そして日本企業が今後どうするべきかというところまで網羅した田中道昭氏の「アマゾンが描く2022年の世界」がいままで読んだ中ではベターだと思います。
Amazonの次なる標的は?アマゾンが描く2022年の世界を読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
Amazon GOの1号店がアメリカで開店になりまして、Amazonの次の一手が注目されている状況でしたが、ヘルスケア産業にJPモルガン、ウォーレン・バフェットと組んで殴りこみに来ました。...
Amazon関連の本が増える中、アマゾンエフェクト! ―「究極の顧客戦略」に日本企業はどう立ち向かうかを読みました。
タイトルからAmazonにダメージを喰らわされた米国企業の実例かと想像していましたが違いましたね。
個人的に知りたいと思ってた膨張するAmazonに対して、とくに影響が大きいスーパーやコンビニといった小売業がどう対抗するかという観点をセブン&アイ執行役員だった視点から書かれていて、他の本とは一線を画してます。
著者の鈴木康弘氏はセブンイレブンを立ち上げた鈴木敏文氏の次男ですが、富士通→ソフトバンク→セブン&アイという経歴で、セブン&アイHDのゴタゴタから取締役を退いて、いまはITコンサルティング会社「デジタルシフトウェーブ」を立ち上げています。
鈴木康弘氏が携わったオムニ7に関してはいろいろといわれるところもあるでしょうけど、本の説明を読む限りでは鈴木氏の考えは支持できるものがあると考えます。
個人的に印象に残った点をまとめますと以下の3点ですね。