投資関連本

香港の騒動が多少なりともいい方向に転がりそうになったのを受けて株価が2日くらい回復傾向です。
ただ、8月の動きを見ておりますと何か雲行きの怪しさを感じますし、香港も要望は5項目あった内の1項目が解決したに過ぎず、問題の解決に至るのか不透明です。
相場が不透明だなと思うところがあるので、昨年出た「バブルの歴史」を読みました。
エドワード・チャンセラー/長尾慎太郎 パンローリング 2018年07月
著者のエドワード・チャンセラーはフィナンシャルタイムスやエコノミストを中心に執筆していて、この本は1999年に発行されたものです。
日本でも2000年に出版されたのですけど、邦訳が長らく絶版になっていたので、昨年新たに刊行したものです。
1999年ですのでITバブルの真っ最中に書かれた本ですが、著者は投機に対して否定的で、その後ITバブルがはじけたのを見ると、この本の内容は正しかったといえるでしょう。
読み終えた感想は相場が10年上がり続けた今だからこそ欲におぼれてリスクを取りすぎるとどうなるかの反面教師となる内容で、この本の内容を忘れるべきではないなと。
同時にこの本の副題として最後に来たものは悪魔の餌食とありますけど、アイザック・ニュートンの「人の狂気は測れない」の方が副題に向いてるのではないかと思います。
個人的に思うところを整理してみました。
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投資関連本

市場サイクルを極めるを読みまして、市場サイクルの重要性を学ぶと同時にバリュー株に関する興味は深まりました。
逆張りの投資とバリュー株は通じるものがありますし。
投資で利益が出ているときこそ長期投資家にとっては必読の書。市場サイクルを極めるを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
投資を続けてきて幸運にも上昇相場に乗ることができましたが、リーマンショックを経験していないので、本当の下げ相場がいかほどのものか?と考える人は20代30代で結構いるんじゃないかと思うんですね。...
バリュー株について気になったので関連する書籍はないかといろいろ探しておりましたが、パンローリングが最近ぴったりなタイトルの本を出してました。
本も200ページもなく読みやすそうだったので購入して読んでみました。
トビアス・E・カーライル パンローリング株式会社 2018-09-16
著者のトビアス・E・カーライルは、カーボン・ビーチ・アセットマネジメントLLCの創業者兼マネジングディレクターだそうです。そして、顧問弁護士としてM&Aを専門に助言を行ってきた経験もあるそうです。
ちなみにバリュー関連の2つのサイトも運用しているそうです。
The Acquirer's Multiple
Greenbackd
入門とつくだけあって基本的なバリュー投資の心構えが中心でした。あと、著者がバフェットの影響を受けていて複数の章がバフェットのこれまでの買収などに割かれています。
とはいえ実際に提唱している投資法のパフォーマンスは素晴らしいものがあり興味深いものでした。
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投資関連本

投資でも競馬でも過去や現状のデータを重視したいと考えている人間ですので、これから伸びていく企業とか優良企業というのをデータでチョイスできる方法があればいいなといろいろと調べたりします。
とはいえデータっておもしろいもので、5つのデータに該当しているケースがダメで、2つのデータに該当しているケースが正解ってこともありますからね。
株価と企業の質を正確に測り、とびきり良い会社をほどよい価格で買う方法とびきり良い会社をほどよい価格で買う方法というなかなk興味深い本がパンローリング社から出ていたので購入して読みました。
チャーリー・ティエン パンローリング 2018-02-18
バリュー投資家向けのサイトであるグルフォーカス・ドット・コムの創設者&CEOであるチャーリー・ティエンが書いていて、どの企業が良い投資対象かを判断する方法や適切な市場価格の評価法を順を追って説明しています。
ITバブルで失敗して、ピーター・リンチ、バフェット、グレアムなどを知って、バリュー株こそ正しい投資法だと言うことで、グルフォーカスを立ち上げただけに、実践方法からバリュートラップの注意点まで書かれていてなかなかよかったですね。
とくに印象に残った以下の3点ですね。
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