投資関連本

コロナの影響でディズニーランドなども制限をかけながら再開している状況ですが、もちろん経営的には痛いものの、ディズニーが崩れるということはないでしょう。
直近15年くらいでピクサー、マーベル、ルーカスフィルム、20世紀FOXなども買収していて、文字通りディズニー帝国といっていいでしょう。
ところが15年くらい前は創業者一族とのゴタゴタなどもあったのですが、そこから立て直したのが前CEOのロバード・アイガーです。
ロバート・アイガー/関 美和 早川書房 2020年04月04日頃
「ディズニーCEOが実践する10の原則」はディズニー前CEOのロバート・アイガーが、自身の半生と成功哲学を書いたものですが、基本的にはABC時代からディズニーに至るまで時系列に書かれていて、9兆円にも及ぶ買収劇の内情が詳細に書かれています。
ピクサーでピクサー側からの視点を読んでいただけに、ディズニー側からの視点がわかったのもよかったですね。
PIXAR(ピクサー)を読むと、アニメーション企業とお金の話を考えさせられる - 関東在住福岡人のまったり投資日記
6月に全米で公開になったトイ・ストーリー4が先月日本でも公開されました。トイ・ストーリーといいますと、ディズニー配給のイメージもありますが、1作目の製作はピクサー・アニメーション・スタジオが単独で担当しています。...
個人的にはディズニーに投資する人は読んでおいて損はないですし、自伝としてもなかなか良質だと思いました。
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投資関連本

図書館とのハイブリッドで本を読んでいますが、1か月にそれなりに本は買っています。
もちろんこれはと思う投資関連の本が最優先ですが、Amazonあたりの経済関連の本で上位に来ているものは身銭を切ることが多いです。例えばファクトフルネスとか。
そんな中、気になっていた「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」を読みました。
ヤニス・バルファキス/関 美和 ダイヤモンド社 2019年03月08日
著者のヤニス・バルファキスはオーストラリア出身ですが、アテネ大学の経済学者をやってた経験から、2015年頃のギリシャ経済危機のときに財務大臣を務めていました。
ギリシャショックのときは投資をしていて、株価への影響を与えてましたので何言ってんだ?感がありましたけど、バルファキスの意見は一理あるものですし、EU側の姿勢も問題だったのかと思えるものでした。
1万年分の経済の歴史を網羅していて、且つ仮想通貨などにも触れているので、本の中でも書かれてましたが、経済学の銃・病原菌・鉄という感じで、将来について書かれてるのでサピエンス全史にも近い印象です。
ジャレド・ダイアモンド/倉骨 彰 草思社 2000年10月02日
経済学というとっつきにくい学問にサピエンス全史や銃・病原菌・鉄の要素を加えて、父が娘にわかりやすく経済の話をする体裁で書かれているためわかりやすいので売れてるというのはあるでしょうね。
個人的に印象に残った点をまとめますと以下の3点です。
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オススメ本

ここ数年フェイクニュースというフレーズが使われるようになりましたが、なぜそういうニュースが出てくるかというと思想的なものが入っちゃってるからじゃないかと考えます。
日本の場合、年々ニュースがワイドショー化して扇動的になっちゃってるので、ニュースを見る人が減っていく流れになってしまうでしょう。もっとも災害情報を的確にノンスクランブルで流せるNHKの強みはこれからも変わらないでしょうけど。
そんなニュースを真に受けずに判断をどうするかというとデータというのが重要になってくるんじゃないかと思うんですね。
どうしても人間は思い込みをしてしまうものですから、それを解決するには客観的なデータが必要です。
客観的なデータを掲げ、多くの人が思い込みがちな10の視点を提示して、世界を読み解くことを提案した「ファクトフルネス(FACTFULNESS)」を購入して読みました。


本のランキング見ても売れていますし、ビル・ゲイツが大絶賛したのもわかる内容です。
著者のハンス・ロスリング氏はスウェーデンの医師、公衆衛生学者で、WHO、ユニセフなどで保健アドバイザーを勤めた経験の持ち主で、アフリカでの疾患の研究で多大な貢献をした人物です。
残念ながらこの本の執筆中に癌で亡くなって、息子夫妻がまとめたのがこの本になります。
確かにデータですのでロスリング自信が抽出した感もなくはないのですけど、読み終えてこれまで自分の中で思い込んでいた部分が間違っていたのかと気づかせてくれて、データの大切さを実感できました。
個人的な感想をまとめると以下の点ですね。
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