フラッシュ・ボーイズを読むと超高速取引は不公平で割に合わない
読みたいと思っていた本はあるのですけど、流石にすべてを買うというわけにもいかず、図書館でもカバーしきれない本もあります。
ただ、最近は文庫本だけではなく漫画版も出るようになってそれでカバーというケースも今後は増えてくのかなと。まさかバビロンの大富豪の漫画版出てるとは思いませんでした。
で、最近以前から気になってた「フラッシュ・ボーイズ」の文庫本が出たので読んでみました。
内容としてはウォール街で暗躍する超高速取引(HFT)と、それに立ち向かう日系カナダ人ののブラッド・カツヤマを中心とした話です。
著者は「マネー・ボール」のマイケル・ルイスです。かくて行動経済学は生まれりも面白かったです。
行動経済学はいかにして生まれたのか?かくて行動経済学は生まれり - 関東在住福岡人のまったり投資日記
今年のノーベル経済学賞は行動経済学の第一人者で、行動経済学の逆襲等の著作がある、リチャード・セイラーが受賞しました。...
さて、マイケル・ルイスは元々ソロモン・ブラザーズで債券を取り扱ってた経験があるだけに、投資関連の著作も複数あってなかなか読みごたえがあります。
とはいえ、読んでいると10億分の1とか光速とかの話が出てきていて、架空の話のような印象も受けます。
これを読み終わった後、超高速取引には関わらない方がいいなと思いました。