iシェアーズのJDR ETF10本の上場廃止に思う
バンガードが楽天と組んでETFに投資するインデックスファンドを登場させたのに対して、バンガードのライバルであるブラックロックのiシェアーズシリーズは東証に数十本ETFを上場しておりました。
そのうち日本の市場に上場している海外ETFをJDRは海外ETFを日本の東証で取引できるという利点があるわけですが、いかんせん知名度が上がらず1日の出来高も小さいETFもちらほら。
さらに、通常の海外ETFですと外国税は10%で確定申告でも取り戻せますが、JDRの場合はアメリカでの課税が30%とお高めで色々と手続きも大変そうでしたので、iシェアーズのJDRに関しては一時期購入を検討したものの、海外ETFを買った方がいいという結論に至りました。
その後、対策として課税のないアイルランド籍のJDRも追加されたりしましたが、とうとう出来高が少ないせ以下上場廃止のETFがでてきました。
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今週の月曜にiシェアーズのJDR10本が上場廃止となったわけですが、スケジュールは以下のように進んでいるようです。
iシェアーズETF-JDRシリーズの 信託終了(上場廃止)のお知らせ
東証には他にも1日の出来高が少ないETFも存在していますので、上場廃止になった場合はどうなるかの目安になるんじゃないですかね。平成30年1月19日(金) 東京証券取引所での最終売買日
平成30年1月22日(月) 上場廃止日
平成30年1月24日(水) 信託終了日
平成30年3月5日(月) 残余財産給付開始日(予定)
平成30年6月15日(金) 最終計算報告書発送日(予定)