アノマリーがあるとされる、小型株、バリュー株、モメンタムをポートフォリオでくみあわせてみた
昨日、ファイナンス理論全史の書評を書きましたが、そのなかで注目したのは「ファーマ-フレンチの3ファクターモデル」と「Carhartの4ファクターモデル」についてです。
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「ファーマ-フレンチの3ファクターモデル」は株式の期待収益率のクロスセクション構造を記述するモデルで、市場ポートフォリオ(時価総額加重平均型株価指数)、時価総額、簿価時価比率(PBRの逆数)の3つの要素を株式収益率のクロスセクションにおける共変動の説明要因としています。
これにファーマ=フレンチの3ファクターモデルでは説明されないモメンタム効果リスクファクターを加えたCarhartの4ファクターモデルが発表されてます。
このことからアノマリー(なぜそう動くのかはわからないけど、なぜかその時が来ると株式市場が前もって決められたように動く傾向)として、①小型株、②バリュー株、③モメンタムが上げられるわけですが、この3つをポートフォリオをとして組み合わせると実際のところどうなのか?と。
ウォール街のモメンタムウォーカー 〔個別銘柄編〕では、バリューとモメンタムの組み合わせが取り上げられていましたが、実際①~③の組み合わせを調べてみようと考えました。
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ウォール街のモメンタムウォーカー 〔個別銘柄編〕 (ウィザードブックシリーズ)
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ウェスリー・R・グレイ,ジョン(ジャック)・R・ボーゲル パンローリング 2017-10-15
小型株:バンガードスモールキャップETF(ティッカー:VB)
バリュー株:バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
モメンタム株:MSCI USA Momentum Factor ETF(ティッカー:MTUM)