
AIの話題を雑誌や新聞でもよく見かけるわけですが、仮に2040年頃シンギュラリティに到達したとしてもわれわれ世代はまだ還暦になっていないわけです。
70歳とか75歳まで働かなければならないといわれているわけで、じゃあ今の20代や30代の人間どうなるんだ?というのが素直な気持ちなんですね。
ということで、AI関連とかの本は大なり小なり気になるものでちょくちょく読んでいます。
タイトルがストレートで気になることでしたので、仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできることを読みました。
未来予測は面白く、ロボットに給料を支払って、ロボットの利用権を国有化するとか、逆に知能的な仕事の方が先にAIに変わられるというなかなか面白い視点で書かれてました。ただ、「いま私たちにできること」という点は弱かった気がしますけど。
で、この本の中で気になった記載があって「破壊的イノベーション」に直面した業界の流れって、投資を行う上でも今後AIが発展することで、少なくとも仕事の内容は変わりますし、なくなる仕事もでてきますから、重要になるんじゃないかと考えます。
著者の鈴木貴博氏は経営戦略のコンサルタントなので、破壊的イノベーションに直面した業界を見ているのでその事例をまとめてみました。
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海外ETF

今後10年から20年スパンで発達する技術として、AI(人工知能)関連やロボット関連はその筆頭といっても過言ではないと考えます。
AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救うを読みましたが、特化した形態のロボットを作ることを提案していました。
関連記事:2045年、究極のAIは神になる?AIが神になる日を読んで
目的ごとに異なった形態のロボットとなると、センサーや部品、工業用ロボットで強みを持っている日本はまだまだすてたもんじゃないと思うんですけどね。
さて、ビットコインに投資するETFが登場するかもという話もあるわけですけど、結構いろいろなテーマ別のETFは作られています。
たとえば、バイオテクノロジー関連に投資するiシェアーズNASDAQバイオテクノロジーETF(ティッカー:IBB)なんかは、重要と今後の産業の発展を考えますと、需要があるのもわかりますね。
関連記事:ヘルスケアセクターが復調する中、バイオテクノロジー関連はどうなっているのか?iシェアーズNASDAQバイオテクノロジーETF(IBB)の現状を調べてみた
水関連の産業に投資するETFもあるぐらいですから、ロボットやAI(人工知能)にフォーカスしたETFはあるんじゃないかと。一応、iシェアーズにはティッカーXTという革新的な技術を利用する企業に投資するETFはありますし。
革新的な技術を利用する企業に投資するiShares Exponential Technologies ETF (XT) について調べてみた
調べてみたところ、グローバルXロボティクス&人工知能ETF(ティッカー:BOTZ)というETFを見つけましたので、詳細を見てみました。
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オススメ本
日曜日に放送されたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」を見ました。人工知能に対して人類がどう向き合うのか?人工知能の現状と可能性、そして危険性についてという感じ内容でしたね。
羽生善治氏が出演しておりましたが、現状チェスや囲碁の世界王者が負けているのですから近いうちに将棋も負けるでしょうね。
何年か前にスーパーコンピュータの京の特集の再放送を見たのですが、暗殺教室の律のようなコンピュータがCGで意思を持って話しかけてくるという内容をやってました。近いうちにこれが実現できるのかもしれません。
ロボアドバイザーを使用した感想;ロボアドバイザーのTHEOを使ってみた
投資という意味でロボアドバイザーを使ってみましたが、正直チェスや囲碁やってる人工知能並みであればもっといいものができるんじゃないかと思います。
さて、新・映像の世紀もそうですが限られた時間内では、非常に良質な番組ではあるのですが内容は選択されたものになってしまいます。
私の場合、人工知能学会の編集委員長松尾豊氏の「人工知能は人間を超えるか」を読んでいたので今回の放送は非常に面白かったです。
松尾 豊 KADOKAWA/中経出版 2015-03-11
これまでの人工知能の歴史から、現状の技術と、将来できることとできないことが整理されていて入門書として最適だと思います。
人工知能の歴史で現在が第3次ブームで、過去に二度のブームと冬の時代を繰り返しているのですが、冬の時代の間も着実に研究は続けられており、ブレイクスルーが起こるたびに急速に進化しています。おそらくこの後冬の時代が再び来たとしても次の進化は人間を凌駕するのかもしれないと考えます。
そして、テレビや本で見て思うのです。今アラサーの人間が後30年勤めるとして人の仕事はどれだけ残っているのかなと。
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