経済的な堀を持つ企業に投資するETFであるMOATの現状を確認してみた
千年投資の公理という本でどのような業種、企業に「経済的な堀」があり、深いか浅いのかということを例に挙げながら解説されておりますが、堀という概念にかんしてはバフェットも意識した投資を行っています。
経済的な堀の参考書:千年投資の公理を読んで
バフェット投資を気軽に実践?世界一の投資哲学が詰まったETFのまとめ
独自の競争優位性であり「堀」を持っている企業を選別し、投資するETFとしてMOATあります。経済的な堀を持つ企業に投資をする割に、バリューを意識しているせいか比較的企業の入れ替えが激しく経費率は0.49%と高めになっています。「侵入できない「堀」で守られた経済上の城を探している」と言ったウォーレンバフェット氏のおかげで、「経済的な堀(economic moat)」という言葉が有名になりました。簡単に言うと、「堀」とは独自の競争優位性で、これがあることで同じ業界の他社を長い時間かけて凌ぐことができるのです。
そして、MOATのおかげで投資家はそうした可能性を有する企業への分散型投資が可能となります。昨年4月に始まったMOATは、最も安価で幅広い堀をもつ20の企業が、同等のエクスポージャーで含まれています。また、そのほとんどは、各業界において持続的な競争優位性を有する大企業です。
そんなMOATについて昨年、一昨年と記事にしてきましたが、ちょうど前回から1年経過したので現状を確認してみました。
MOAT関連記事(2014年):MOAT(マーケット・ベクトル・ワイド・モートETF)
MOAT関連記事(2015年):経済的な堀を持つ企業をMOATというETFで確認して見る
まず1年前からの銘柄の入れ替えについて確認してみました。