新興国株式にセクター別投資の効果はあるのか確認してみた
EU離脱ショックでどれくらい1日で株価や債券が変動しているか昨日記事を書きました。
EU離脱ショックでどれくらい1日で株価や債券が変動しているか確認した記事:
有事の際の株価や債券は1日でどれほど値が動くのか?海外ETFで確認してみた
1日の変動を見た結果ですが、株式を見る限りグローバルも米国もディフェンシブセクターの公益事業セクターや生活必需品セクターって値下がり幅は小さいという結果になりました。
昨日結果を見ていて思ったのです。例えば原油安やチャイナショックやウクライナ問題で一昨年あたりから冴えない新興国株式にも例えば生活必需品セクターのように不況時に強いセクターに投資する手法があるのではないかと。
ということで色々と調べておりましたら以下の4つが当てはまるかなと。
- EGShares Emerging Markets Consumer ETF(ECON)
- WisdomTree Emerging Markets Consumer Growth Fund(EMCG)
- iShares Emerging Markets Infrastructure ETF(EMIF)
1番目のECONは新興国を代表する消費関連企業で構成されるETFです。ECONのHPを見る限りConsumer ServicesとConsumer Goodsで95%占めています。もっともその他の5%ってなんだよと思いますが。
2番目はWisdomTreeのEMCG。消費関連の企業以外も含まれていて金融セクターが14%ぐらい含まれています。WisdomTreeなので配当に期待しているのでしょうか?3番目は新興国ならインフラ事業(公益事業セクター)だとということでiShrasのEMIFです。
これらの3つのETFを「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)」と新興国高配当ETFの「iShares Emerging Markets Dividend ETF(DVYE)」に対して比較してみました。