海外ETF
7月の資産集計中に海外ETFの値動きを見ていたのですが、S&P500は最高値付近まで上昇しているもののまだ超えてはいないという感じです。しかし、シーゲル派ご用達のiシェアーズ グローバル生活必需品ETF(KXI)は2016年になってから最高値を更新している状況です。

これを見ますと株式に投資していればどうなるかということがジェレミー・シーゲルの本を読まずともわかるものです。しかし、日本のように25年以上前のバブル期の株価を超えれない国もあるわけです。また、債券やREITといった資産はどうなっているのか?というのも気になりましたので、販売開始されて10年近く経っているもので確認してみました。
米国債ETF(AGG,TLT)
まずは債券ETFでiシェアーズ 米国国債20年超ETF(TLT)とiシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF(AGG)を見てみました。

経済的な問題が起こるたびに米国長期債TLTは上がり続けていてイギリスのEU離脱で最高値更新の状況です。このまま最高値を更新し続けると日本やヨーロッパみたいに長期債の利率もゼロに近い値になっていくんですかねぇ・・
利上げしそうだったイギリスが揉めていてアメリカも利上げしずらい状況になりました。債券と株式が連動して上がっていっている先がどうなるのかやや怖さを感じるものですが。
では、他の米国REITや欧州株はどうなのか?期間最大で確認してみました。
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海外ETF
先週の土曜日にイギリスのEU離脱決定後の株価がどうなったのかを確認しました。その後1週間が経過し落ち着きを取り戻しつつあるようです。
EU離脱決定後の株価の動きを調べた記事:有事の際の株価や債券は1日でどれほど値が動くのか?海外ETFで確認してみた
日本とアメリカの株式に関しては運用や景況を知るためにそれなりの頻度で見ますが、欧州株となりますとニュースでも見かける頻度は少ないという印象ですね。私もスイスやドイツの生活必需品セクターやヘルスケアセクターの企業に投資したいとは思うものの意識して欧州圏の株価等を見ることは少ないです。
そんな欧州圏ですがEU離脱投票から1週間経ってどうなっているのか気になったのです、欧州各国のETFを大量に販売しているiSahresのETFを使って調べてみました。
まずは主要国といえるドイツ、イギリス、スペイン、イタリア、フランスの五カ国の近1カ月の値動きを見てみました。
欧州主要5カ国(イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス)の近1カ月の値動き
EWG iShares MSCI Germany ETF
EWU iShares MSCI United Kingdom ETF
EWP iShares MSCI Spain Capped ETF
EWI iShares MSCI Italy Capped ETF
EWQ iShares MSCI France ETF

不思議な結果でEUを離脱したイギリスが株価が一番回復していて、イギリスが抜けた後EUを引っ張る必要があるドイツとフランスが似たような値動き、そして経済が良くないという話のイタリアとスペインのパフォーマンスが悪い。
ある意味現状のEU内の様子を表した株価になっているなと。スペインやイタリアは反EUの勢力が強いようですが今後どうなりますかね?
欧州圏の主要国がこんな状況なのですが、では他の国々はどうなっているのか?まず通貨がユーロでないスイス、デンマーク、ノルウェーの3カ国を見てみました。
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