海外ETF

ワールドカップの話題も多くなってますので、あまりニュースで見ませんがイギリスのEU離脱(ブレグジット)を決めた国民投票から2年が経過しました。
いくら首相が交代したとはいえ、あまり進んでいるように見えてませんでしたが、先週EU離脱EU法が成立したようです。
EU離脱に至るまでの歴代のイギリス政権の様子をブレイディみかこ氏の本で読みましたが、内情は複雑且つ日本と重複する部分もあるので、他人事ではない印象も持ちました。
では、株式的には欧州の各国への影響は2年経ってどうなっているのでしょうか。
イギリスのEU離脱投票から1年経過。欧州の株価の現状を海外ETFで調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
イギリスのEU離脱投票から1年が経過しました。イギリスでは首相が交代したものの、選挙で議席を減らすなどして、進めようとしているEU離脱の手続きにもブレーキがかかっている状況。...
欧州自体は個人的に新興国株式同様火種がくすぶっているという印象ですが。
各国の株価を調べる上ではETF使えばいいかということで、北欧4カ国+通貨がユーロじゃないスイス、新興国的位置づけのポーランドと、主なEU主要6か国(イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ)のETFを使って調べます。
過去1年や2年の値動きはどうなっているのでしょうか?
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海外ETF

最近1週間の調整でどれくらい株価が下がっているのか気になりまして、昨日は業種から、高配当、小型、バリュー、グロースなどでパフォーマンスに差がないか確認しました。
関連記事 >> 米国市場が10%を超える下落の中、特定セクターや高配当株がどれくらい下落しているのか?
アメリカに絞って株価のパフォーマンスを見ましたが、どれもまんべんなくマイナス10%近くの状況でした。やはり他の国への分散しないとダメかなということで、アメリカ以外の国だとどうなるのか気になりました。
ちなみにバンガードのETFを使って、欧州株(ティッカー:VGK、赤)、米国外先進国(ティッカー:VEA、青)、新興国(ティッカー:VWO、緑)をニューヨークダウがピークをつけた1/26から2/8の期間でパフォーマンスを比較してみたところ・・

欧州株と先進国株は9%前後のマイナスでダウよりはややましという印象です。世界的な株安ということで、値動きの激しい新興国株式の下落幅は1%程度大きいものとなっています。
日経平均のピークが1/23でそこからマイナス9.3%程度(2/8時点、2/9500円下げたので2/9だとマイナス11.4%)ですので、新興国の方が値動き激しいんですね。
では、国単一でみると案外下がっていない国があるのではないか?と考えまして、2017年の株式のパフォーマンスを調べた国の1/26から2/8までのパフォーマンスを調べてみました。
関連記事 >> 2018年動向が気になる国の2017年の株式のパフォーマンスを調べてみた
まずは欧州の国々からみてみましょう。
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海外ETF

私のポートフォリオは海外ETFを使用してバンガードやSPDRのセクター別のETFを使用することで、特定のセクターの比率を高める方針で運用しています。
この特定セクターの比率を高めるのと同じように、先進国株式ETFや新興国株式ETFの国別の比率を単一国のETFを使って変えるというのも一つの運用手法としてありだとは考えます。
例えば、先進国株式に投資するにしても北欧なんかは比率が小さくなりますけど、社会福祉が整っていて、ベーシックインカムの実証実験なんかを行おうとしているという点では個人的に評価したい国々だったりします。
同様に新興国株式でもBRICSの比率が高いけど、もっといい国あるなら一定比率投資したいというニーズは結構あると思うんですよね。
そういう意味でも多くの単一国のETFを持っているブラックロックのiシェアーズシリーズは大手ネット証券での取り扱いを増やしてほしいんですけどね。
昨年の記事 >> 2017年動向が気になる国の2016年の株式のパフォーマンスを調べてみた
ともあれiシェアーズの単一国のETFで世界の各国の株価の状況がすぐわかる状況になりました。2018年になりましたので、各国の2017年の株価はどうなのか?色々と気になる国々のETFで調べてみました。
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