
小型株効果とは、株式の時価総額が小さい小型株が、大きい大型株よりも収益率が相対的に高くなりやすい傾向にあることです。
相場のアノマリーの一種で、超・株式投資 (Modern Alchemists Series No. 122)(参考記事:超・株式投資)の中でも、バリュー、モメンタムと並んで有効なあのマリーがあると書かれていました。
個人的には小型株には注目していて、毎月の積立投資の枠でEXE-i グローバル中小型株式ファンドに投資をしています。
では、ETFだと何があるかとなりますと、特に有名なのは米国の小型株に投資するバンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)でしょう。
しかし、同じ米国小型株に投資するETFとしてiシェアーズのiシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF(ティッカー:IJR)があり、昨年から仁義なきコストダウン競争が行われていて、現在両者の経費率はiシェアーズのIJRが0.07%に対し、バンガードのVBが0.06%となっています。
関連記事:バンガードBND等債券ETF4本、小型株(VB)、グロース株(VUG)、バリュー株(VTV)、S&P500(VOO)等株式ETF13本経費率値下げ
経費率ではほとんど差がありませんが、違いも含めて色々と調べてみました。
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海外ETF

先週、モーニングスターの朝倉智也氏の著書に掲載されていた、厳選の積極運用タイプのETFポートフォリオについて、過去のパフォーマンスやボラティリティをまとめました。
モーニングスター朝倉氏厳選の積極運用タイプのETFのポートフォリオを検証してみた
ETFはこの7本を買いなさい―――世界No.1投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託には他にもポートフォリオが載っていて、実際のところどうなのか気になりました。
ただ、朝倉氏のポートフォリオ意外とも比較したいなと考えていたら、たぱぞうさんのブログに米国ETFのポートフォリオ案が載ってましたので、この中の一つと私の独自案とパフォーマンスやボラティリティを比較してみようと思います。
参考記事:米国ETFでポートフォリオを作る
ちなみに前回紹介のポートフォリオは以下の通りです。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 40%
iシェアーズ・コアS&P小型株ETF(IJR) 10%
iシェアーズ MSCI ジャパン ETF(EWJ) 20%
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) 30%
このポートフォリオ、VT設定以来(2008/6/7~)のパフォーマンスが58.4%、ボラティリティ23.7%でしたが、他のポートフォリオ案だとどうなるのでしょうか?
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海外ETF

日本でETFの第一人者と言いますとモーニングスターの朝倉智也氏の名前が上がると思います。国内外のETFの状況に精通していますし、モーニングスターのセミナー行っても、年配の人が多い環境下でも年配の人を引き付けるトークをしていて、流石だなと思うこと多々あります。
そんな朝倉氏の最新作がでたので買ってみました。タイトルは、ETFはこの7本を買いなさい―――世界No.1投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託。
何か数年前にセゾン投信の中野氏が投資信託はこの○本から買いなさい的な本を出していた気がするのですが・・それのETFバンと行ったところでしょうか。
さて、本の中でETFを使ったポーフォリオが紹介されていまして、特に気になったのは以下の積極運用タイプのポートフォリオです。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 40%
iシェアーズ・コアS&P小型株ETF(IJR) 10%
MAXIS トピックス上場投信(1348) 20%
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF'(VWO) 30%
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)よりも新興国と小型株中型株の比率を上げた積極的な運用を目指すポートフォリオなのですが、実際のところ直近のパフォーマンスはどうなのか?
ということでMAXIS トピックス上場投信(1348)の部分をiSharesの日本ETF(EWJ)に置き換えてパフォーマンスとボラティリティを調べてみました。
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