米国株

先週末の時点で、ニューヨークダウは昨年の最高値にわずかに及ばないものの、S&P500とNASDAQが最高値を更新している状況です。
昨年末の空気から一変という感じではありますが、アメリカの資産運用マネジャーに今後12カ月の株価見通しについて調査を行ったところ強気派は49%とのこと。
昨年秋が56%だったそうですから、やや弱気になりつつある状況のようです。
株価は上がってるけど慎重な人が増えてる状況となんとも言えない状況ですし、ネット上でビットコインが暴落する前のような強気の人がいるかというといない。
この状況が微妙に変化するかどうかについてはちょっとアンテナをはってた方がいいのかなと思ってます。
大きな調整がいつ来てもいいように連休中に、経済関連やクオンツの始祖と呼ばれる人物の自伝などを読んでます。
ヤニス・バルファキス/関 美和 ダイヤモンド社 2019年03月08日
経済本の方はギリシャショックのときの財務大臣が書いた本ですが、今後の経済政策がどうなっていくかを考える上で参考になりました。
本を読んだ上でこの先の米国株の注意点は主に2点かと考えました。
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米国株

AIやビッグデータの活用で、ネット上から過去のデータを容易に入手できる環境が整いつつありますが、やはりデータを持っていて損はない時代はまだ続くんじゃないかと考えます。
同時にデータを抽出して事象を見つけ出すことも今後は必要となるんじゃないでしょうか。
で、そんなデータに関して考えさせられる資料を先日の掃除中に見つけました。

2014年のセミナーのバンガードの資料で、バンガード・トータル・ワールドストック(ティッカー:VT)の構成銘柄などを見てて、まだ4年経過していませんがGoogleやフェイスブック、Amazonの陰はまだ見えない状況。
現状のVTの上位と比較してみるとかなり変わってるという印象を持ちました。
とくにこの間に株価が上昇してるAmazonは株価が上昇し続けて5年で6倍になってる状況。株価の上昇で時価総額も伸びてアップルに迫っているという話もあります。
先日、野口悠紀雄氏の書籍でも紹介しましたが、GAFAのなかでもAmazonの持続した上昇は特筆すべきかと思います。
GAFAとAIとブロックチェーンでビジネスモデルの先祖帰りが始まる?「産業革命以前」の未来へを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
昨年株価が1000ドルを超えたGoogleやAmazonの株価が米国株を引っ張ってるのを見ますと、投資をする上でこれから先のビジネスモデルってどうなるのだろうかと気になります。...
そんなAmazonですが上場から20年以上経過しているなかで、株価の上昇がどのくらい目立っているのか、時価総額やETFの組み入れ比率から確認してみました。
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eMAXIS

いつかは米国株のファンドも登場させてくるのでは?という憶測のあったeMAXIS Slimシリーズですが、三菱UFJ国際投信がeMAXISのホームページで、2018年7月3日に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を新規設定することを発表しました。
販売は今のところSBI証券と楽天証券です。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の設定について
コストは税抜きで0.16%(委託0.07%、販売0.07%、委託0.02%)、税込みで0.1728%と楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)に合わせてきましたね。楽天VTIを狙い撃ちに攻めてきた感があります。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは税抜きコストで(委託0.05%、販売0.05%、委託0.02%、VTI経費率0.04%)で、VTIの経費率にコストダウン余地があるわけですが、委託や販売の費用の差を見ると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はあと0.04%はコストダウンの余地を残しているように見えます。
最近はバランス型ファンドばかり出していたeMAXIS Slimですが、ようやく本丸にターゲットに攻めてきたなという印象です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の登場で、既存の米国株のインデックスファンドやほかのeMAXIS Slimシリーズのファンドについて気になったことをまとめてみました。
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