
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?
レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。
ドル建てで先月はどうだったのか確認してみます。
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なぜそう動くのかはわからないけど、なぜかその時が来ると株式市場が前もって決められたように動く傾向があるというアノマリーとして、①小型株、②バリュー株、③モメンタムの3つがあげられます。
関連記事 >> ファイナンス理論全史を読んでファイナンスの理論と歴史を復習する
この3つの要素のうち、バリュー株のインデックスファンドがあるかというとないですし(一応海外ETFだといくつかある)、モメンタムにいたってはETFでもない状況。
今後取り扱いも増えていくとは考えていますが、いまのところは①の小型株に注目して、EXE-iグローバル中小型株式ファンドに投資をしています。
さらに小型株は以下のバンガードのETFが米国小型バリュー株(VBR)と米国小型グロース株(VBK)を含めて3本あります。
バンガード・スモールキャップETF (ティッカー:VB)
バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF (ティッカー:VBR)
バンガード・米国スモールキャップ・グロースETF(ティッカー:VBK)
関連記事 >> バンガードの小型株ETF(VB,VBK,VBR)を比較してグロース、バリューの効果があるか確認してみた
SBI証券等で購入可能になってからこの3本のETFについて確認してきましたが、前回から1年経過しましたので現状を確認してみたいと思います。
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個人的に小型株効果には興味があって、EXE-iグローバル中小型株式ファンドに投資をしています。
ちなみに超・株式投資という本に書かれていましたが、有効なアノマリーがありそうなのは、小型株、バリュー、モメンタムだそうです。
小型株のETFでは、バンガードの2年前に大手ネット証券で買えるようになった、米国小型バリュー株(VBR)と米国小型グロース株(VBK)を含めて3本あります。
バンガード・スモールキャップETF (VB)
バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF (VBR)
バンガード・米国スモールキャップ・グロースETF(VBK)
SBI証券等で購入可能になってからこの3本のETFについて確認してきましたが、前回から1年経過しましたので現状を確認してみたいと思います。
関連記事
VBR、VB、VBKという小型株ETFを比較
VanguardのETF大量解放から1年経過・・小型株関連ETF(VBR,VBK)はどうなっているのか?
まず、現状について調べてみると以下の通りでした。
VB 銘柄数:1429 配当率:1.43% 純資産:$74.5 3年標準偏差:13.85%
VBR 銘柄数:827 配当率:1.79% 純資産:$26.68 3年標準偏差:14.01%
VBK 銘柄数:675 配当率:0.95% 純資産:$18.14 3年標準偏差:14.22%
※$単位10億、バンガードのS&P500ETF(VOO)の3年標準偏差10.74%です
経費率に関しては0.08%で全く同じですが、セクター別の比率やパフォーマンスについて調べてみました。
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