
新興国に関しては中国やロシアや東南アジアではなく、インドに注目しているという人は、私も含めて結構な人がいるかと思います。
もちろん人口規模や英語を話せるという利点もありますが、カースト制度が残っていたり、イスラムテロリスクがそれなりにあることはマイナスです。
とはいえ、インドシフトで現地に10年ぐらい滞在していた人の意見を見ますと将来性を感じますし、英語の話だと最近アメリカに旅行した直接人によれば、インド人の英語は綺麗なブリテッシュイングリッシュだそうで。
インドシフトを読んで見えてくるインドの底知れないポテンシャル - 関東在住福岡人のまったり投資日記
BRICsというフレーズはあまり使われることはなくなりましたが、この中で投資をするとすれば?と聞かれると個人的にはインドと答えます。...
イギリスの歴史の本を読んだのですけど、独立の経緯が、支配のためにイギリスが教育したインド現地の上流階級の間での民族主義の高揚で形成されたのが大きいんでしょうね。
その流れが続いてアメリカの大手企業でインド系が経営層に多数いるのかなと。
ニーアル・ファーガソン 中央公論新社 2018-06-07
さて、そんなインド単体に投資する方法としてはETFが有効かと思うのですが、広瀬隆雄氏はウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)をお勧めしていました。
インドに投資するならこのETFが良い
経費率0.84%なら他のETFないの?というレベルになりそうではありますが、主に日本の大手ネット証券で購入可能なインド株式ETFを並べると以下の通り。
NEXT FUNDSインド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信(1678) 経費率0.95%
iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディア・インデックス ETF 経費率0.64% ※
iシェアーズ MSCI インディア・インデックス ETF 経費率0.99% ※
ウィズダムツリー インド アーニングス ファンド(ティッカー:EPI) 経費率0.84%
マーケット ベクトル インド 小型株ETF(ティッカー:SCIF) 経費率0.72%
※iシェアーズのETFは香港籍とシンガポール籍
東南アジアの単一国に投資するETFよりも全般的にコストが高いんですよね。
その上に香港籍やらシンガポール籍であることを考えると、ウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)は選択肢になるかなと。
ウィズダムツリーの日本拠点が閉鎖となるそうですが、日本法人開設事態がここ数年ですので、その前からETFは購入できたのだからETFが買えなくなるということはないと思います。
ということで「ウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)」について個人的に気になりましたので調べてみました。
スポンサードリンク

中国に関してはいずれアメリカを超えるというものから、崩壊するというものまで極端なものがあります。
個人的には中間ぐらいの立ち位置のほうがいいと思いますし、外交とかでも重要国なのである程度は交流すべきですが、アメリカほど仲良くすべきではないというのがベターじゃないかと。
経済・投資面でもプラス面としては市場のでかさと資本主義国と違って政府主導で無茶もできるということがありますが、逆に政府に逆らうときの制裁や強烈な格差、急速な高齢化といったマイナス面にも目を向けたほうがいいでしょうね。
そんな中国市場ですが、国際的には大きな規模になってますので、昨日のモーニングスターのセミナーでも言及する人がいましたね。
セミナーの記事 >> モーニングスター主催 2018年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナーに行ってきました
ウィズダムツリーのセッションのときに、マネックス証券の売買のランキングを見ると、ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーファンド(ティッカー:CXSE)の売買が増えているとウィズダムツリーの渡辺氏が発言していました。
国有企業を除く中国企業へ投資するETFということで、金融セクターをおさえた感じになってそうな印象でした。
では、既存の中国株のETFとの違いを含めて調べてみました。
スポンサードリンク

毎月1回のポートフォリオ内の各資産の集計をやっていてここ数カ月とくに好調さが目立っているのが新興国株式です。
ヘッジファンドの帝王レイ・ダリオなんかもポートフォリオが新興国株式に偏重していますし。
参考記事:レイ・ダリオのように新興国株式に偏重したポートフォリオのパフォーマンスを調べてみた
そんな、新興国株式が好調な中で、新興国株式+配当といった面でパフォーマンスはどうなんだろうかと考えました。
新興国株式+配当というと、株式投資 第4版で有名なジェレミー・シーゲルがアドバイザーをしている、ウィズダムツリーのETFがあります。
ウィズダムツリーのETFまとめ記事:米国ETF売買手数料無料「ゼロETF」対象のウィズダムツリーETFについて、メリットやおもしろいと思うETFをまとめてみた
ウィズダムツリー新興国小型株配当ファンド(ティッカー:DGS) 経費率:0.63%
ウィズダムツリー新興国株高配当ファンド(ティッカー:DEM) 経費率:0.63%
ウィズダムツリー新興国株クオリティ配当成長ファンド(ティッカー:DGRE) 経費率:0.32%
※DGREは最近コストダウンしました(コストが半分になったウィズダムツリー新興国株クオリティ配当成長ファンド(DGRE))。
分配金利回りはDGSが4%台、DEMが3%台で、DGREも2.7%程度と高めです。では、実際新興国株式の配当戦略は有効なのか確認してみました。
スポンサードリンク